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令和5年予備試験(短答式) - 初受験を終えて

皆さん、お疲れ様です。
ZiNです。

司法試験予備試験を今回初めて受験しました。


せっかくの機会ですから、これまでの学習の振り返りも兼ねて、来年の自分へ向けて備忘録でも書いておこうと思います。

その他、会場で気づいたことや感想など(めちゃくちゃ初心者っぽいことしか書いていませんので、生温かい目でご覧ください…)。


来年度(令和6年)、初受験を考えている方や法学部1年生の方はもしかしたら参考になるかもしれません。ぜひ、僕を反面教師にしてもらえると…。

(注:自分への備忘録なので、読者の皆さんにとって全く参考にならない場合もあります。それでも関心がある方はどうぞ)


ちなみに、初めに断っておくと、僕の成績は笑ってしまうほど全く良くありません(笑えない)。

出すのを躊躇うくらいの低い点なのですが、それでも自戒の意味を込めて貼っておこうと思います。


プロフィール


一応、はじめましての方もこの記事を読めるように、僕の簡単なプロフィールを整理しておきます。


・所 属:中央大学法学部国際企業関係法学科 
*法律学科よりは法律科目が少なく、国際系・英語の授業が多い学科
・学 年:2年
・入 試:一般受験(1浪)
・部活等:学研連所属 *中央大学の司法試験受験団体
・バイト:月40時間程度
・生 活:大学から徒歩10分圏内で一人暮らし(2023年4月〜)

・学 習:昨年(2022年)10月〜2023年7月(開始10ヶ月程度)
・予備校:加藤ゼミナール
・進 捗:基本7科目の基礎講義を受講し終わった状態。インプット1周はした。大学の授業も比較的ちゃんと出てる(と思う)。
・GPA :前年度 3.45


つまり、学部2年前期の時点での学習の記録です。

学習開始10ヶ月目にしては、進捗が遅くダラダラしている方なのではないかと思います。

成績

まだ成績が公開されていないので、結果発表され次第、追記形式で貼る予定です。

とりあえず、下記は伊藤塾による自己採点結果です。

令和5年司法試験予備試験短答式(伊藤塾自己採点)@ZiN


今回は色々運よくマグレで正解した問題も多いので、そういった部分を除くともっと低くなるとは思います。

一応、最後まで悪あがき(?)はしました笑


学習歴の割には、民法がちょっと低すぎるなあ、、、、という自覚はあります。

成績に対する所感

色々と思い当たる反省は多いのですが、そのうち確実に言えることは、「圧倒的なアウトプット不足」ですね、ハイ(そもそも絶対量として勉強時間が足りていないという話はある)。

基礎講義をとりあえず1周しただけで、その瞬間は理解したかもですが、ほとんど忘れていますからね。

それでも、早期に行政法まで含む基本7科目を、一応は1周できたのは良かったなと思っています。おかげで試験中ヒマにはならなかったので…。

試験中、「あ〜なんとなく言ってることはわかるな〜」くらいの感覚で解いていますから、そりゃ点数が安定しないわけです。

ただ、裏を返せば、論文を書くのに必要な、基礎的な知識を定着させていけば、それなりに点数は乗るんじゃないか、ということは理解しました。

そう考えると、今までの勉強方針は間違ってないんじゃないの、とは思います(今後1年は、まずはとにかくたくさん答案を書くことですね)。

余談ですが、判例学習の重要性についても理解しました。

これまで加藤ゼミナールのテキスト以外の教材を使用せずに勉強してきたのですが、テキストに判例(概要・判旨など)が書かれているおかげで、今まで判例百選なるものを買っていなかったんですね。読んでみたことすらなかった。周りが持っている中、変にひねくれてた可能性はあります笑

ですが、短答直前に受験した模試を踏まえて、判例が重要だということが分かったので、詳しそうな友人に何を買えばいいか聞いて、百選を急遽一気に買いました。


出題された箇所を復習でちょろっと読んでみると事案と一緒に考えると、規範がスッと頭に入ってきたので、これはいいなと納得しているところです。

これからは適宜参照しながら勉強したいと思います(今更ながら)。

これまでの学習の振り返り

さて、以下では時系列順に僕が経験したことを思い出しながら、これまでの学習を振り返ってみます(自己満なんで興味ない方は飛ばしてください)。

2022年
3月

大学受験終わり。無事に第一志望に合格し、ウキウキで入学手続きをする。

4月〜7月(1年前期)

大学入学。コロナ明けで通常授業再開の代だった。大学生活に慣れるのに結構時間と労力がかかった印象。

授業にはちゃんと出て成績をとっていたが、司法試験関連では特に勉強していない。もともと研究者志望だったこともあり、英語・ドイツ語学習や読書にハマっていた。司法試験のことは敢えて考えないようにしていた(早く始めれば良かったとは多少思っている)。

8月〜9月(1年夏休み)

色々な人と会ったり、英語・ドイツ語・韓国語の勉強したり、好きな本読んだりと、夏休みを満喫。哲学、政治哲学、法哲学、法思想史っぽい本をたくさん読んでた(自分の中でのテーマは「法律×テクノロジー社会」みたいな)。

相変わらず司法試験は参入するつもりはなかった。ひょんなキッカケから、それまでやっていた英語講師のバイトを辞め、新しくSaaSスタートアップでインターンを始める。

10月

インターン先で経験したことを踏まえ、ついに司法試験を志す。いくら法律に詳しくても、司法試験に合格していなければ「法律家」として見なされにくいし、どんなビジネスするにせよ資格がなければ動きにくいな、と思ったから。

早速、少ない貯金ほぼ全額はたいて、加藤ゼミナールの予備試験合格パックを購入し、学習を始める。予備試験合格を直近の目標としつつも、ロー志望度高め(今でもその考えは変わらない)。

11月

導入講義を聞き終え、民法の基礎講義を受ける。一応、内容の理解はして次に進んだが、ほぼ復習はしていない。難問か基本的な問題の答案を書いた程度。ついでに韓国語能力検定を受験(無事合格)。

12月〜1月

民法を1周する。独検受験(無事合格)と学部期末試験が近づいてきたため、早々に切り替える。試験科目に「民法総則・物権総論」があったので、早速勉強の成果を発揮できた。

2月〜3月

学部期末試験が終わり、春休み。暇で何もないので、この期間は多摩の図書館に引きこもって一人でずっと勉強していた。刑法→憲法→商法とコマを進める。あまり復習はせず、一通り理解したら次に進めることを優先した。

4月

これまで民法→刑法→憲法→商法と進め、民事訴訟法に突入。新キャンパス移転ということで、色々と慣れるのに時間がかかった。あまりの満員電車に気が滅入り、一人暮らしを検討。勢いのままに親を説き伏せ、大学徒歩圏内の部屋を契約した(大金欠)。

この時期に学研連の入室試験があった(説明すると長くなるので省略しますが、中央大学の司法試験受験団体≒部活の集合のこと、所属するにはそれぞれの試験に合格しなければならない)。

2年次入室ということもあり、募集枠が狭く厳しい戦いだったが、なんとか運よくある研究室に拾ってもらった。連日の筆記試験&面接試験とその対策で、この期間はあまり自習の進捗はなかった。かなり疲弊していた。

5月

GWということで、早速入室した研究室の自習室に入り浸り、民事訴訟法→刑事訴訟法と進める。順調に勉強が進んだ月だった。この辺りから日程上、予備試験を意識し始めた。

6月

行政法までとりあえず1周終え、今度は刑法(2周目)の勉強に集中。途中、若干中だるみ気味だったので勉強時間はむしろ減ってしまった。6月の中ばから新たに法律事務所でのインターンを始めて若干忙しかった(SaaSスタートアップでのインターンも継続中)。

7月

予備試験というよりは、学部期末試験や期末レポートで忙しく、疲れて、直前期にしてはあまり勉強できていなかった。あっという間に予備試験本番。

会場での気づき

以下は、実際に予備試験を受験してみて会場で気づいたこと・気をつけた方がいいかもしれない点をいくつか忘れないうちに書き留めます。

なお、年度や会場によって事情が異なるかもしれません。

思ったよりもオジさん率高め

初受験での最大の感想はズバリこれです。一応、話には聞いてましたが、こういうことか!と納得がいきました。

明らかに大学受験とは相容れない雰囲気でした。

年齢層が高いな、ということもそうですが、見た目の圧が強そう(?)な人も多かったような印象です。

拘束時間長めなので疲れる

試験の日程からしか明らかですが、1日中受験なので、それなりに疲れます。

受験票より

短答模試で一旦練習しておいて良かったなあ、と思う次第です。

大学受験で共通テストを受験するのと疲れ具合としては似ています。

(多くの科目を1日に詰め込む「共通テスト模試」とかの方が大変かもしれません笑)

電子機器類の使用禁止

以下では、持ち物面で気をつけた方がいいことを書いていきます。

試験会場(ある大学の教室である場合が多い)では、スマートフォン等の電子機器類の使用が禁止されています。

これは試験時間中はもちろんのこと、休み時間も例外でなく、例えば休憩中にiPadなどの電子端末で教材を見ることもできません。

(見たい場合は教室の外へ出て廊下で立って読まなければならない)

ですので、試験直前に椅子に座って何か見返したい人は、紙媒体で持ってくることをオススメします。

フタ付きペットボトルを除き、飲食不可

基本的に休憩中は自分の席での飲食は自由なのですが、試験時間中はフタ付きペットボトルを除き飲食不可です。

裏を返せば、ペットボトルであれば、試験時間中も飲めます。

ふだん水筒持参している方は一応注意です。

鉛筆のみ回答可能(シャープペン×)

受験票より

シャープペンを使って回答できないのでお気をつけください。

数日前にTwitterで誰かがツイートしていたのを見て、急遽Amazonで鉛筆を買いました。

マークシートを効率よく塗りつぶすのに使いやすいかったので、こちらはオススメしておきます。

時計、ストップウォッチ

会場に掛け時計はなく、自前の腕時計を使うことになります。

ストップウォッチ機能を使うと残り時間がわかりやすいのでオススメです。僕は一方は時刻用、他方をストップウォッチ用として2つ持っていきました。

椅子が硬いかも

長時間座っていると、お尻痛くなって集中切れるかもしれないので、クッションおすすめです。

終わりに:今後に向けて

とりあえず、直近では学部の期末試験があるのでそれは頑張りつつ、また来年の予備試験に向けて論文対策から始めようと思います。

おそらく僕の場合、論文対策の手前の、基礎の復習からやることになりますが。

多分、大学のカリキュラム上、2年生よりも3年生の方が負担が少ないと思うので、インターン稼働時間も調整しつつ、もう少しは予備試験の勉強に集中できるよう準備したいと思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。
よろしければ質問・コメント等お待ちしております。




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