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ソーセージ4thアルバム『智』ライナーノーツ「05.風穴 」

05.風穴
この曲を書いたのは2001年。実に20年前。
曲ってね、育つんですよね。
20年経ってやっとMVを発表することが出来た。
レコーディングメンバーとMV制作を担当してくれたアカネちゃんに感謝だな。

今回、レコーディングもMVもじっくり時間をかけた。
音楽人生ではじめて妥協しなかったかも。

俺的には20年経って「風穴」を卒業することが出来たって感じ。

今は頚椎の病気と指の麻痺のこともあって、ギターはそこそこしか弾けないし、歌も最後の「光が見えるまで」のとこのトップノートが出なくなってきてる。

これからも、この曲を歌うために、何なりかのチェンジをするかもしれない。
それは、キー的なものかもしれないし、アレンジかもしれないし。

でも、俺にとっての代表的な曲であることはこれからもきっと変わらないよね。

歌詞はこちら⬇

風穴をあけろ!
50歳まだヒットを狙うミュージシャンの軌跡。
一番最初に書いたのがこの記事だ。

写真

今から30年くらい前、当時、
夢を叶えるには東京に出る」という選択肢が主流だったが
家の事情もあり俺は上京も出来ず、地元でとにかくバンド活動を続けていた。

地方に住んでると、
結局は「プロ=メジャーデビュー」っていうのが主流の考えで、
さらに変な世間の風潮で
20歳過ぎたらメジャーで出るのはもう遅い
と言われた時代。

それでもあきらめきれずに、自分で30歳まではあがくと決めたが
最後のメジャーデビューのチャンスを逃し、夢破れ、途方に暮れ、誰にも相談も出来ずに、死にたい衝動を抑えながら車で放浪した。

雨に打たれて波打ち際で一人泣きながら寝そべってた。
だから最初のシーンは同じ場所でそれをリアルに再現した。
MVを見てもらうとわかるが、ほんとにあの状態だった。

そこで出会ったのが、
でかい岩にドカーンっと穴をあけた「風穴
(正確には窓岩

風と雨と波が何十年もかけて岩に穴を開けちゃうんだよ

近所の漁師のおじさんが教えてくれた。
少しずつ何年かかってもいいじゃないか!
いつの日かみんなの心に風穴あけてやるぜ!
そう思ってこの曲を書いた。


あの日から20年。
50歳になった今、病気のこともありながらも
家族や周りの理解もあり、応援してくださる皆様のおかげで
なんとか音楽を生業に出来ている。

風穴に出会わなかったら、全く違う人生を歩んでいただろうな?と思う。もっともっとたくさんの人に見て欲しいし
もっともっとあきらめの悪い50歳のおっさんを知ってほしい。
そして、俺も頑張るから、みんなも頑張ってほしい。

このコロナの時期だから
あえて「SEiZI/晴志」名義でのソロでのMV公開。
今後はどういった展開になってゆくのだろう?
ツアーにも出たい。

とにかく、
光が見えるまで
風穴あけるまで
俺は諦めないぞ!
と😃


ダウンロード配信もやっております。

Vo&Ag:SEiZI/晴志(石川)
Eg:平野壮(千葉)
Bass:麻田健(石川)
Pf:マシュケ(大阪)
Sax:ジョジョ(沖縄)
Dr:山本 拓真(東京)
ミックス&マスタリング:音之森晴志

映像脚本&構成 : SEiZI/晴志・Akane Murahashi
映像撮影・編集 : Akane Murahashi
撮影場所 : 石川県能登半島・石川県金沢市

『風穴』各種音楽サイトで配信中!


プロフィール
【SEiZI/晴志】(セイジ)


北陸から全国発信し続けるシンガーソングライター
「北陸の暴れん坊」改め「北陸のHAPPYMAN」
「ホントのことしか伝わらない。ホントのことは伝わる。」
ストレートな言葉とメロディーを武器とするROCKシンガーソングライター。

1995年26歳で脱サラ。
ミュージシャンとしての活動をメインにしつつも、舞台役者、ローカルタレント、ラジオパーソナリティ、お笑い劇団などで活動。

2000年あるオーディションで何故?か選ばれ、中国に渡りプロのシンガーとして活動。色々あって帰国後、

2003年東京のレーベルからソロシンガーとしてデビュー。

2012年より「ソーセージ」というユニットで全国、北海道から沖縄まで年間250本のライブを行い、3ヶ月に1度被災地だった東北の仮設住宅などでの演奏活動も継続していた、が・・・

2018年頸椎の病気が再発。手術をするが、両手指、両腕に傷害が残り、2019年障害者認定を受け

2020年二回目の頚椎手術待を受ける。
現在、自宅療養リハビリ中。両手指の麻痺は残ったままだ。


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