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ソーセージ”B-side Story"

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ロックバンド「ソーセージ」https://www.souseizi.com/ 2021年で活動9年目。2020年にN@音(20歳)を正式メンバーに迎えたものの世の中はコロナ禍で手… もっと読む
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2021年10月の記事一覧

ヒーローになりたかった少年の唄2021㉔

Oh! 嫉妬!!〜主人公としての人生〜 「嫉妬心」というのは、人間にとってほんとうに邪魔で無駄で扱いにくく、全ての問題の根源に横たわっていて、できればスッキリなくなってほしいものだが、こいつを無くすってことは容易じゃない。 漢字に女偏が付いているからといって、女性に特有なのかというと全くそんなことはなく、イカつい男にもヤキモチ妬きはたくさんいるし、もちろん当の女性にもたくさんいる。 性別によらず、子供から老人まで全ての年齢に見られるこの現象が「好きだ」という人はまずいない

ヒーローになりたかった少年の唄2021㉓

波動の世界観パウル・シュミットさんというドイツの学者の本を初めて読んだのはもう10年以上前のことだ。 この人の提唱する療法は「バイオレゾナンス療法」という。 「バイオレゾナンス」はドイツの振動医学からなる理論で、振動(共振)を利用した健康法。 ドイツでは、普通の病院でも波動治療が選べるし、健康保険も使えるちゃんとした治療法なんである。 あらゆる物体は固有の振動を持っていて、病気などの異常があるとその細胞や臓器は、本来の健康な時とは異なる周波数を発する。 最先端の量子力

ヒーローになりたかった少年の唄2021㉑

ナマケモノが地球を救ううちの母方の婆さまは、本を売るほどたくさん持っていて、その内容は今思えば非常に偏っていた。 普通の小説や随筆のような本もたくさんあったが、なぜか飛び抜けて充実していたのは宗教関連の本。 釈迦やキリスト、マホメットから、サイババや南米のシャーマン、ひふみ神示に大本教、統一教会からオウムまでと、かなりの守備範囲であった。 本好きな僕はガキの頃から暇があれば、この婆さまの蔵書を勝手に読みまくっていたので、かなり普通とは違う宗教観を持つようになってしまった

キセキのロックバンドのキセキ⑤ セイジ編

全国各地でライブを続けながら、東日本大震災後、9年にわたり東北に通い、被災地の方々を魂の歌で励まし続けているロックバンド ソーセージ。 そんな彼らが、ステージだけでは見えない素の部分を自分史を通じて描く「B-side Story」も、開始から半年が過ぎようとしている。 私のメンバーインタビューもようやく最終回、セイジの番となった。 先日書いたとおり、4thアルバム『智』(9/11リリース)をリリース、横浜でのレコ発ライブに続き北海道ツアーも終了したいま、彼自身の思いやソーセ

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑳

塗装職人一世一代僕は中学を出て静岡の商業高校に進学したのだが、先輩が大暴れしたため文化祭でバンド演奏することが禁止になり、それじゃあ学校にいる意味がないと思って2年で中退した。 その頃は将来の就職だの進学だののことなんて全く眼中になく、単に文化祭のヒーローになりたいがためだけに高校に進学したので、文化祭でバンドが中止になったら、学校をやめて街に出てライブハウスでやるしかないのだ。 17歳の少年としたら将来なんてのは死ぬほど遠い先の話で、とにかくギターを弾きまくって毎日楽し