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ソーセージ”B-side Story"

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ロックバンド「ソーセージ」https://www.souseizi.com/ 2021年で活動9年目。2020年にN@音(20歳)を正式メンバーに迎えたものの世の中はコロナ禍で手… もっと読む
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2021年8月の記事一覧

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑯

ヒューマン・インターバル音楽の理論の基礎に「調」というのがある。 ハ長調とか、ト短調とかいうときの「調」である。 英語で言えば「key(キー)」であり、key=Cとかkey of B♭のように表記される。 これは、楽曲の特性がどの音を中心としてなりたっているかという、楽曲のまさに鍵(キー)になる部分であり、調を間違ってアドリブを取ったりすると、途中で全然合わない音が出てきて「ヘタクソ~!ヤメロ~!!」となる。 例えばKeyの主音がC(ド)の場合とkeyの主音がG(ソ)の

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑮

夢の中の地図皆さんには、同じ夢を何度も何度も見るという経験があるだろうか? 僕は中学生くらいから50歳間近の今まで、同じ夢をもう何十回も見ている。 先日また久しぶりにその夢を見たので、今回はそのお話をしよう。 同じ夢といっても、その夢の内容は様々で毎回展開の中身は全く違う。 説明が難しいのだが夢の中だけにあるひとつの街で、色々なことが起こるという変わった夢なのだ。 この夢の中の街というのは、実際に現実で行ったことのある街のようにリアルな臨場感があって、当然夢を見ている最

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑭

似非パンク ブルーハーツやラフィンノーズ、ジュンスカなどが売れに売れた日本パンク全盛期に青春時代を迎えた僕だが、当時の流行に乗ってそういうライブに何度も出演したことはあるものの、実は個人的にはそういう音楽に興味があまりなくて、家では相変わらずディープなbluesとかフュージョン、カントリーやjazzばかり聴いていた。 ギターを弾けるヤツがやたらと少ない街だったようで、僕が少しギターを弾けることを知るとみんなからサポートギターでいいからライブ(当時はギグとか言っていた)に出演

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑬

妄想の日々~孤独癖~中学生の頃の僕は毎日妄想の中に生きていた。 周りから見たらかなり変なヤツだったかもしれない。 風紀の荒れた学校だったから、ちょっとヤンチャな子達はバイクを盗んでみたり、万引きやシンナーで補導されたり色々やってて、僕もご多分にもれずその仲間の一人であって、何度か少年課のご厄介になったりもしたんだけど(ほんとうにごめんなさい。。)若者の魂の叫びのようなそういう行為も、実はあんまり自分的に楽しいと思えてはいなかった。 とはいえ、とにかく自由が欲しかったので「

ソーセージ4thアルバム『智』ライナーノーツ「07.ギター」

今日8月1日 人生初 ソロ名義の曲、ミュージックビデオを公開しました 曲のタイトルは、僕の人生を大きく変えてくれた楽器 ギターから そのまま「ギター」という名前にしました MVのメインの撮影地は幼少期11歳まで生まれ育った街 「七尾市能登島」 思い出の街の、あの頃と変わらない思い出の場所で撮影をしました。 2011年に生の音楽と出会い、もうかれこれ10年 幼少期から何かと普通でもない人生を過ごしてきて はや20年 すべてのあの頃の自分に捧げようと作った曲です 幼少期〜現

ヒーローになりたかった少年の唄2021⑫

日本の恐怖と世界の恐怖 例えば、「ドラキュラ」と「フランケンシュタイン」 これと、 番町皿屋敷の「お岩さん」と、髪の伸びる「お菊人形」 (若い子は知らんかもね…) なかなかピッタリくる対比対象の知識がないので、この例えはおかしいと思う方も多いとは思うけど、上の二つと、下の二つ。 この印象の差はすごいと思う。 もちろん、上が「西洋の恐怖」で、下が「日本の恐怖」だ。 同じ恐怖でも、なんというか質が全く違う。 ドラキュラは生き血を吸い、フランケンシュタインは怪力で