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Vol.23 エンディングノートあれこれ

エンディングノートを買ってみた

これまで終活全般についてお話してきましたが、今回からはそれぞれの少し詳しい内容に入ろうと思います。
まず始めは「エンディングノート」です。
書店やネットで検索すると数多くのエンディングノートが見つかります。
では、その違いはなんでしょう。
製品ごとに大きな違いはあるのでしょうか。
詳しく見ない事には理解できない!ということで、実際に買ってみました。
世の中には、まだまだたくさんあるのですが、すべてを買えるわけもないので近くの書店に置いてあったものを、一通り買ってみました。
全部で8冊あります。

今回購入したエンディングノート

エンディングノートの傾向

「Vol.14エンディングノートとは」にも書きましたが、エンディングノートは終活のエッセンスが1冊にまとまっている良い仕組みです。
なので、これ1冊を完成させれば終活の90%は完成でしょう。
残りの10%は生きている間にアップデートする部分と考えました。
さて、そんな優れたエンディングノートですが、実際に見てみるといくつかの傾向があることに気づきました。
1. 自分にまつわるものから記入するもの
2. 事務的情報から記入するもの
3. 終活全般の情報がメインのもの
大きく分けるとこのように分けられるようです。

エンディングノートを完成させるコツ

「Vol.14エンディングノートとは」を書いたときは7冊を比較したのですが、どれにも書かれていることは「できるところから始めましょう」です。
ただこの「できることろから」をすべて一斉に始めるのはお勧めしません。
まんべんなく手を付けて、すべてが中途半端ではカッコ悪いですよね。
その時は自分の性格から考えて「事務作業から始めるのが合っている」のか「自分を語るのから始めるのが合っている」のかでエンディングノートを選ぶと良いでしょう。
さらに目標を設定して、区切りを付けながら始めると達成感が味わえます。
また終活のノウハウを学びながら完成を目指すのであれば、マニュアルでもあり蘊蓄を身につけることもできる製品を選ぶのも良い方法です。

次回からは先に挙げた3つの傾向ごとのレポートをしてみます。

ちなみに

個人的な感想なのですが、「エンディングノート」という名称は、あまり好きではありません。
「これで、もうおしまい」といった字面で、未来がない印象さえ受けます。
内容的には自分の情報を集積したレポートなので「self Information report」とか「my record journal」なのでしょうが、これもピンときません。
「エンディングノート」は和製英語なので、外国の方に話してもチンプンカンプンですが、では海外には同様のものは無いのでしょうか。
いくつかのサイトで情報を集めてみると、生前にできる葬儀の準備や資産に関することを家族や関係者に残しておくための「計画書」としての「プランニング」という文言が織り込まれた名称が使われるようです。
なにか良い呼称が思いついたら、それを広めても良いかもしれませんね。

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