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Vol.11 整理整頓も終活のうち

断捨離をする

身辺整理と言う仰々しいですが、人間は何かのキッカケがないと動けない事があります。
私などはキッカケを見つけないと動かない典型的なズボラ人間なので、普段から頑張ってスイッチを入れるようにしています。
以前に片付けを指南してくれる本が流行りましたが、そのような方法を真似してもいいでしょう。
いろいろな情報を参考にしてみると一度にやってしまった方が良いとあります。
しかし、断捨離も体力が必要です。一度にやって疲れ切って倒れては、元も子もありません。
そんな時は部分から始めてみるのも良いでしょう。
個人的にやっている方法はこんな感じです。
残しておくものの選別の基準は2つ。
一つ目は、自分が改めて貰ったとして嬉しいもの、二つ目は自分のお棺に入れたいものです。
それ以外は家族に確かめて全て手放しましょう。
遺品整理をしたことがある方はお分かりかと思いますが、思いを断ち切るのは容易ではありません。
とても時間と手間がかかる作業なので、残された家族のためを思って頑張ってみましょう。
それとは別に、コレクションはマニアが欲しがる場合もあるのでメルカリやヤフオクなどに出してみるのも良いでしょう。自分でチャレンジしてみるのも良し、詳しい家族に代わりにやってもらってお小遣いにしても良しです。労働の対価ですから、常識の範囲内であれば贈与には当たりません(要確認)

家族に贈与する場合は贈与税に注意

贈与税は相続税よりも解釈が厄介です。
特に生前贈与は相続税の抜け道と考えられているのか、かなり厳しく調べられます。
また現金だけでなく物品も贈与にあたるので、お宝をたくさんお持ちの方は対策が必要です。
本来なら遺産を当てにするのは不謹慎と思われがちですが、しっかりと対策しないで手をこまねいていると国の財産になるだけです。
いっその事、どこかの団体に寄付した方が気持ちいいかも知れません。
その辺りも併せて専門家に早めに相談するのが得策と言えます。

不用品を片付ける

いつか使うかも、と思ってストックしているものは、ありませんか?
モノを処分しても新たに買い足しては意味がありません。
せめて買い物のサイクルを短くしてみましょう。
そして1年間手付かずだった物は処分しましょう。
季節を超えて使わない物は次の季節にも使うことはありません。
私は引っ越しを機に洋服を大量に処分しました。
あらためて見てみると、何年も来ていない上着やスラックスがたくさん出てきました。
現在の体形は学生の頃と変わらないので、すべて着られるものでしたが、たくさん持っていても、一度に何着も着られるでなし。とっかえひっかえ着ても、結局はお気に入りに落ち着くものです。
そうであれば、数少ないお気に入りだけにしてしまえ!と処分しました。
自分の荷物が少なくなるのは、予想以上に気持ちも楽になるものなんだなぁと思ったものです。
さらに「あったら良いな」を整理する事は不用品を減らすことに直結します。
そのようにモノがなくてスッキリした生活を目指しましょう。
この部屋って、こんなに広かったかしら?と思う事は間違いありません。

常日頃の整理が大事

そのためには、毎日の習慣にするのも良い方法です。
「毎日一つはものを捨てる」をキーワードに生活してみてはどうでしょうか。
私もそうですが、バブルを生き抜いた人は、モノに囲まれてないと生きた心地がしないかも知れませんが、それは気のせいです。
柵にまみれています。
モノが減ると身軽になります。
そして柵が一つ一つ無くなるに従って、気持ちも楽になります。
この先を気楽に気軽に生きるために、整理整頓を習慣にしてみましょう。

粗大ごみは処理費用がかかる

自治体の行っている粗大ゴミの回収は、申し込みや回収に時間がかかるなど面倒ですが、圧倒的に安く済みます。
自宅を引っ越した時に思い知りました。
父の生家でもある一軒家ですから、様々なモノに溢れていました。
ウェブで安いであろう業者に頼んだのですが、結果的には20万円以上かかってしまいました。
時間をかけて粗大ゴミで出していれば⅕以下だったでしょう。
100%を自治体の処分で済ませるのは、かなりの労力がかかります。
しかし出費を最小限にする事は可能なので、地道に整理を続けましょう。
そうすれば良い事が必ずありますよ。

遺品整理業者の相場

元も子もない言い方をするならば、全てを自分の手で済ませる事はできません。
どこまでを自分でやっておくか、どこまでを準備しておくか、そしてどこからを誰にお願いするかの線引きをしておく事が終活を成功させる秘訣です。
遺品整理を業者に依頼する場合、事前に打ち合わせしておくと問題が起こりにくくなります。おおよその見積もりをしてもらって、その2倍の金額を想定すれば良いでしょう(要確認)


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