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Vol.0 プロローグ

ごあいさつ

皆さん、こんにちは!はじめまして、イイダマサユキと申します。
東京の品川出身の58歳で、フォトグラファーをしています。
さまざまな分野の撮影のお仕事をしていますが、「生前フォトメモリアルズ」と言う名称で、遺影の生前撮影と家族や参列された方々に自分の言葉を残すためのメッセージ動画の作成もしています。

さて「終活、始めました」第0回、プロローグです。
私がなぜ終活に興味を持ち、実際に終活を始めたきっかけをお話しします。
これから終活を始める人のために少しでもお役に立てればと思っています。

終活を意識したきっかけは友人の死

私が終活を始めようと思った一番の理由は友人の「死」にあります。
時間をすこし振り返ってみます。
日々の生活に追われてはいるものの安穏と日常を送っていて気づけば57歳。
35歳を過ぎて結婚して二人の子供を授かったものの、まだまだお金がかかる年ごろなので「子供たちのためにも、自分たちのためにも頑張って働かないとなぁ」とか、両親の法事の度に「二人とも59歳で亡くなったから、あと少しで亡くなった時の年齢になるのか」などと、ぼんやり考えていました。
実際には精神的にも肉体的にも徐々に衰えてきますが、気持ちだけは若いままなので、危機感のかけらもありません。それよりも先々の仕事の心配で頭がいっぱいでした。

そんな夏の日に友人の訃報が舞い込んできます。
当時の彼は58歳で、今の日本の寿命からすれば「まだ若い」と言われてもおかしくありません。長患いだったと後から聞きましたが、健康であったなら自分の「死」を意識するなんて思いもよらない年齢でしょう。しかしながらこの訃報と共に流れ込んでくるたくさんの情報に触れて、今まで見て見ぬふりをして避けてきた「自らの死」が確実に近づいてきている事実を再認識したと言えます。

そして58回目の誕生日を迎えました。
あと一年で両親が亡くなった年齢に追いつきます。
すると漠然とではあっても「なにかしら準備をしなければならない」気持ちになりました。
意識し始めると不思議なもので、世間で言われている「終活」という言葉に気を留めるようになりました。
仕事上「就活」はご縁があるので何をするのかも理解できますが、はたしてこちらの「終活」はなにをするのでしょう?
両親を二人とも見送った経験から、こちらも何となくは理解できていますが、さて何から手をつければ良いのでしょう?
これは思った以上に範囲が広いのではないかと考えて、手始めとして「終活」そのものをワードとして調べることから始めました。

終活にまつわるアレコレ

調べはじめると、予想以上の範囲に影響があることが分かりました。
さまざまな関りを持ちながら50年以上生きてきたわけですから、その情報は多岐にわたります。
それらを紐解いていくのですから効率よく進めないと時間がいくらあっても終わりません。
指南書やインストラクターがいるのも納得できます。

  • そもそも「終活」とはなんでしょう?

  • そこにはどんな事柄が含まれているのでしょう?

  • 終活を進める手順はどうすればいいのでしょう?

  • 終活でよく聞くエンディングノートとは?

  • 終活のメリットは?デメリットは?

  • 終活をする中での注意点とは?

  • 終活にかかる費用はなにがあるの?

  • だれに終活を相談すればいいの?

私も終活初心者です。
これらの疑問を一緒に解決していきましょう。


生前フォトメモリアルズを立ち上げた理由

一番の理由は両親の葬儀の時に、まともな写真が無かったことです。
お恥ずかしい話ですが、写真撮影を生業にしているにもかかわらず、両親のポートレートを撮っていなかったのです。両親としては、さぞかし自分のお気に入りの写真で見送ってほしかったのではないかと思っていました。
そんな気持ちを心の底に置いたままに終活を詳しく調べてみると、遺影の写真は重要視されることなく、後回しになっている印象でした。
そこで自分の持つ撮影技術でお役に立てないかと考え、そこに自分の言葉で家族や参列者にメッセージ動画を残せば、多くの方の思い出になるのではないかと考えて「生前フォトメモリアルズ」を立ち上げました。
興味を持っていただけたら嬉しいです。
https://www.seizen-photo.com/




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