ムニ子

時々猫になりたいフェミニスト 雇われの身として働き、あるイエを運営しながら、それらと関…

ムニ子

時々猫になりたいフェミニスト 雇われの身として働き、あるイエを運営しながら、それらと関わりのないファンダムの中で細々と何かを作り続ける

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透明な私たちのバカンス

 宇多田ヒカルと椎名林檎のデュエットソングの印象的な冒頭だ。かつて同時代の圧倒的なカリスマとして一世を風靡したかれらが30代の親(母親と書いていましたが、宇多田ヒカルさんがノンバイナリーであることを公表されていることに鑑み、親に変えます。ご指摘ありがとうございます。)となり、再び出会って送り出した共作は、家庭を持つものの一時の息抜きにも、友情の形を借りた婚外恋愛にも読める。初めて聞いたときから私にとって気になる曲であり、ゆったりとしながら何か楽しいことが起こりそうな期待感のあ

    • 私が野鳥を探す理由

       バスケにハマる前、私が自由時間を割く趣味の一つが野鳥観察だった。日本野鳥の会が各地で定期的に開催している探鳥会(大きな川や公園などの野鳥観察スポットに集まり、皆で鳥を探して有識者が解説してくれるという胸アツイベント)にも何度かお試し会員として参加したけれど、結局正会員にはならずに趣味の軸足をバスケに移してしまった。今はたまにひとりで散歩がてら鳥を探す程度で、私のバードウォッチングは趣味未満のままだ。とはいえ、春になって家の周りにシジュウカラの縄張り宣言やイソヒヨドリの個性豊

      • 大きくて強くて正しいものと、それ以外

         個人的な価値観の話をしたいと思う。たぶん、単なる好みの話。  ここでも何度か書いたけど、私をにわかバスケファンにしたのはご多分にもれず、去年のW杯男子バスケだ。  AKATSUKIJAPANの選手たちが海外やBリーグで活躍しているのを見ると、今も特別な感情が湧いてくる。この大会にリアルタイムで立ち会い、その後のBリーグやインターハイ観戦の入口にできたことは、バスケファンになるには間違いなく幸運だったのだろう。  W杯の記憶は今も鮮烈に残っている。ドライブからバスカンを決め

        • 2月23日ハンナリーズサイン会レポート

          イベント概要  2月のバイウィークなかば、三連休初日にイオンモール桂川にて京都ハンナリーズの外国籍選手たちによるトークイベントが開催された。故Twitter(X)をやっていない私がキャッチしたのは2週間ほど前のInstagramのストーリー(ヘッダ部分に出てくる24時間限定の投稿)だ。いつもながらインスタでのイベント告知はあまり手厚くない印象で、前日にマシューが「明日はサイン会だよ」とストーリーを投稿してくれたものの、故Twitterをやっていない人間にはいささか不案内な

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        透明な私たちのバカンス

          君が好きだと叫ぶだけ

           き・み・がすきだーと、さ・け・びーたい!  これを聞けば即座に、湘南のきらめく海をバックに駆けるバスケ部員たちのまさしく青春そのものという映像が自動的に脳内再生される。スラムダンクのアニメ主題歌のうち、おそらく最も有名な1曲だろう。京都ハンナリーズのホームゲームでは毎試合この曲が流れる。私の記憶が確かなら3Q中盤のタイムアウト中。推しアピールと銘打って選手のグッズをフリフリし、無作為にカメラに抜かれた客が指ハートなんかのポーズを強制的に要求される(笑)。2月中旬現在、ハンナ

          君が好きだと叫ぶだけ