毎日読書など日記・3075日目

2024年2月9日金曜日・晴れのち曇り・微風・やや寒

朝TV「きょうのわんこ」「ブギウギ」見る。『蹲る骨』(イアン・ランキン)読まず。

『とんとん拍子』(野口卓、集英社文庫2022年9月)、三篇目の「あたし、うれしい」を読み終える。将棋に打ち込む少女ハツを中心に据えた、とても気分が良くなる物語。今回の『とんとん拍子』は今のところ女性を主人公にした傑作ばかりだ。最後の「とんとん拍子」はここまでの三作品よりも約三割がた長い。表題作でもあるからさらに面白い物語であるのは間違いない。

長編小説『破果』(ク・ビョンモ、小山内園子・訳、岩波書店2022年12月)、ほぼ一度で読み終える。六十代女性のプロの殺し屋が主人公の物語はなんとなくは陰鬱な調子だが、奥底にはその生命感から漂いくるユーモアが感じられて魅力的だった。一緒に暮らしている犬との生活の場面に最も惹かれて読んでしまった面もあるので、その点でも忘れ難い作品になった。

夜TV「ジャンヌの翼」、見る。今回も酷い話。回を追うごとに酷さが度合いが強まっている。次回の度合いが恐ろしい。

卓球をしない日。

終わり

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