1週間、待とう。
「誰か」を救いたい、助けたいと思ったことは、ほとんどの人があるのではないでしょうか。その気持ちって、すごく原動力になると思います。人が一番力を発揮できるんじゃないかってくらい。
今回は、その原動力でたくさんの農家を救った起業家の方の本について書いていきます。起業家の本は中々読まないのですが、これはしびれました。将来的にこんな起業家になれたらいいななんて妄想してしまいます。
『365日 #Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘』著者:秋元里奈
この本では、秋元さんの起業の過程や苦労が語られていますが、それらは起業以外にも活かすことができると感じました。また、私たちが何かに向かって頑張るときに助けになるであろう考え方をいくつも学ぶことができました。ぜひこの本を手に取って、アグレッシブな起業家の人生の一部分を体験してみてください!
心からやりたいことを見つけるために
ここから、この本から大切にしようと思ったことをいくつか紹介します。
①やりたいことがないは準備期間
「やりたいことがない」。これは多くの現代人の悩みではないでしょうか。でもそんなことは気にする必要はないと秋元さんはおっしゃっています。なぜならやりたいことがない期間は、準備期間と捉えておけばいいからです。
ただし、準備期間は本気で仕事(目の前のこと)に取り組む必要があります。そうしていれば、やりたいことが見つかったときにそれが活きてくる場面が出てくるかもしれないからです。また、周りの人が応援してくれることにもつながります。
確かに、一生懸命な人が何かに挑戦しようとするときに、応援したくなる気持ちはすごく分かります。私も、誰から見ても一生懸命と思われるくらい、目の前のことに本気で取り組んでいきたいと思いました。
やりたいことがないは準備期間。いい言葉ですね。なんだか心が軽くなりました。
②「努力している人は夢中な人に勝てない」
この言葉は、著者である秋元さんが好きな言葉として紹介されていました。秋元さんの生き方を知って、なおさら納得してしまいましたが、座右の銘にしようかなと思うくらい心に残っています。
「努力」という言葉は、頑張って積み重ねていくというイメージがあるのと同時に、辛抱している感も少しはある気がします。
それに対して「夢中」という言葉は、一つのことに対して没頭し、ひたすら楽しんでいる様子が思い浮かびます。ネガティブに捉えようがないくらい、チャーミングな言葉なのではないでしょうか。
もちろん努力ができることは目標を達成するために重要なことですが、さらにその上の行動が夢中になるということです。みなさんも、何かハマることがあったらとことんハマり、夢中になる力=「夢中力」を鍛えてはいかがでしょうか!
③始めるのが遅くなるほど、やらない理由が増えていく
これが一番納得できました。いや、心にグサッと刺さりました。
何かを始めようと思うときって、うまくいったことを想像してすごく楽しみな気分になると思います。だけど時間が経つにつれて現実が足を引っ張っているように感じてしまう。そして次の日になったら忘れて日常に戻っている。私自身それを何度繰り返してきたか、、。だからそこで、
「やろうと思ったらすぐにやるべき!」
と、言いたいのではありません。(それもアリだけど、)ここで伝えたいのは、気持ちがしぼんでいくことを利用するということです(勝手にそう解釈しました)。まず、やりたいことが見つかったら1週間待ってみます。普通なら現実を見ていつも通りの生活に戻ります。ですが1週間経っても気持ちがしぼんでいない、つまりまだやりたいと思っていたら、それは「本当にやりたいこと」です。
「思い立ったらすぐ行動」って、言うは易く行うは難しで、中々できない人も多いと思います。でも1週間待ってそのときの感情に任せるというスタンスにしたら、そこまでやりたいならやろうと自分で納得できます。また、そっちの方が気持ちも続いているということで、継続もしやすいのではないでしょうか。
以上、私が大切にしようと思ったこと3つでした。実はほかにもあるのですが、長くなるのでやめておきます。
抽象的なものが多かったので、その分様々なことに応用できると思います。ぜひ、生活の中の小さなことからでも取り入れてみてください。
最後に、秋元里奈さんはかっこよすぎました。尊敬します。憧れです。こんな言葉でしか表現できない自分に腹が立ちます。読んだら99%共感してくれると思います。『365日 #Tシャツ起業家 「食べチョク」で食を豊かにする農家の娘』、心からおススメします!
最後まで読んで下さり、ありがとうございました。