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バンド・オブ・ブラザース 戦争ドラマの話



人類は過去に2度、大きな世界戦争をしてきました。

1914年~1918年、第一次世界大戦、戦死者約1000万人、

行方不明者合わせると2000万人前後。

1939年~1945年、第二次世界大戦、戦死者5500万~6000万人。


いずれも確定的な数字がなく、把握できないほどの死者を出した

出来事だったかが分かります。

今回の映画ドラマは、その第二次世界大戦のアメリカにおいて実在した

米国陸軍第101空挺師団パラシュート中隊の事実が基になった

戦争ドラマシリーズ「バンド・オブ・ブラザース」


トレーラー

https://youtu.be/eGed4Lvn7s4


https://youtu.be/kyDkHvi9yeI


製作費156億円、製作総指揮スティーブン・スピルバーグ&トム・ハンク

スで各話ごとに監督が違い、「プライベートライアン」「地獄の黙示録」

「ブラックホークダウン」「プラトーン」「フルメタルジャケット」

などの有名戦争映画と並び、ネット各所のユーザーレビューなどで

非常に高い評価の戦争ドラマです。


今までに3回ほど全5巻見てきましたが、戦争モノで1番のオススメです。

戦闘の臨場感はプライベートライアンのようにリアリスティックで

登場人物たちは、実際の人と同じ実名で出てきます。各話の前後には

元隊員の年配の人々が登場して、当時の様子を語った証言が盛り込まれて

いて実話感を強く出しています。


ただ隊員たちの記憶違いなど、多少事実と異なる箇所があるようで

後半ヒトラーの死を知らせた日が、4月11日になってますが、

正確には4月30日にヒトラーが自殺し、それが世界に公表されたのが

5月に入ってからだそうです。


ドラマは兵士たちの訓練からはじまり、独裁国家ナチス・ドイツによって

占領された西ヨーロッパを解放すべく、史上最大のノルマンディー上陸作戦

「D-DAY」の激しい戦闘へと突入していきます。


「プライベートライアン」でも「D-DAY」からはじまり、海岸の高い崖を

登っていく兵士たちが印象的ですが、その前夜にすでに落下傘部隊で

降下作戦を展開しているのが、今作の部隊兵士たちです。


戦場においてリーダーの行動・決断ひとつで部隊の生死の状況が

大きく変化する様や、どこから弾がいつ飛んでくるか分からない恐怖、

極寒の地で震えながら息を潜めるなど、見てる側に緊張感が伝わってきます。


この作品は、エミー賞作品賞や監督賞など受賞し、ゴールデングローブ賞

最優秀作品賞も取っています。

主役クラスの出演者たちは、実際の軍隊と同じ1日16時間の

訓練を2週間特訓し、過酷さに泣き出す役者もいたとか。


主役といえばE中隊中隊長、リチャード・ウィンターズが何冊も

本を書かれるほど活躍した人物で、彼の事あるごとの決断や勇気も

見物で、見応えのあるドラマとなっています。


なお、クリント・イーストウッド監督の、終戦近くの東京都小笠原諸島

の硫黄島での日本とアメリカの激戦映画「硫黄島からの手紙」も

オススメです。


https://youtu.be/0x54bOTdJA0





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