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LiV 特別号、誕生!

こんばんは。Seiya Asanoです。

先月末より福岡県各地で設置され、特別にWeb版も公開されました本企画。
(読んでねぇなら今すぐ読んでおくれよ!)

恐れ多いながらも、僕は企画・監修・寄稿の立場から参加させて頂きました。

某カルチャー誌も同様の企画を既に敢行しており、少しばかり気まずいタイミングでの『イケてるオトナ21人~』発刊に至りました。

ちょっと待ちなよ。それってパクりなんじゃないの?

と言いたいところでしょうが、ここは弁明させて下さい。

「パクったのはポ〇イだけ!!!」

というのは冗談で、事の発端から説明するばい。

このストーリーは僕が細々と配信しているRADIО MCに関係します。

この自主制作ラジオでは、年末に映画のオールタイム・ベストを発表するのが恒例となっています。(まだ一度しか行っていませんが)

今年は様々な方と知り合う機会が多く、それならば大勢を巻き込んでソレをやろうと考えたわけです。そしたらね。そしたらですよ。

Popeyeさんがブチかましてくれたのさ。

同誌においては、以前にも類似の特集が組まれたそうですが、普段雑誌を読まない僕には非常に新鮮かつ読み応えのある一冊でした。

従って、そもそも抱えていた構想とポパイの特集が重なり合い

「そんなら、ローカル色の濃い地元メディアでコレをやったろうやんけ!」

という発想に至ったわけです。

幸いにも、自分はLiVを発行している謎の組織ジェイワークさんに日頃お世話になっているため、すぐさま同組織に相談することが可能でした。

ジェイワーク社長のH山さんから即OKを頂け、その際に

「じゃあ年末号でそれやろっか」

と決まった具合でございます。これが夏のこと。

取材や人選の大部分を僕に任せて頂くことになり、水面下でコツコツと準備を進めていた秋に事件は起きました。

そうです。Brutusさんもやったんです。
映画特集を。

「ブルータス、お前もか!!!」

これにはカエサルもびっくりですよ。

無論、想定外の出来事だったとは言えこちらも上質な一冊でして、Liv 特別号製作チームも劣らないクオリティを目指せるモチベーションを得られたと考えています。

そんなこんなで完成したのが

『イケてるオトナ21人が選んだ○○な映画』

なんです。
まずは表紙について語らせてください。

スクリーンに映し出された映画は、『Once Upon a Time in Far East』の一幕です。

これは「架空の映画の予告」として自分が監督したもので、大好きなマカロニ・ウェスタンへの恋文的作品です↓

そして表紙には“Duck,You Sucker”とのセリフが加えられています。これは言わずもがな、1971年の『夕陽のギャングたち』の原題。

特集の内容はというと、タイトルまんまです。

しかしながら、本誌に登場頂いた方々の人選には言及しなければなりません。
この企画を思いついた時点で既に、

「映画特集だから映画に詳しい人に伺おう」

などとは毛頭考えていませんでした。例えば映画評論家や映画ライター、映画ソムリエだとか映画コメンテーターだとか、そういう人達は山ほどいます。
(その中でも当然、切通さんや町山さん。春日太一さんなどは別格であり、上記の枠には属しておりません)

そりゃあ、映画特集やろうってんなら、協力する方々が映画に詳しいほうがいいのかもしれないけど、それは前述の2誌が充分やってるじゃん!っていうね。
(もちろん映画ファンにも登場頂いてますよ!)

身近であろうとなかろうと、「この人素敵だなぁ」と思う人の“気に入ってるモノ”って興味そそられると思うんです。なんなら真似したいぐらいで。

先輩が笑ってるギャグ漫画とか、好きなラッパーが被ったニューエラ。憧れのモデルが履いてるヒールや、慕ってる先生が愛用している文房具とか。

「この人が触れてるモンには、自分も触れてみたいな!」

という角度で読者にアプローチするのが目標で、映画というテーマがゴールではありません。

次回の特集はかもしれませんし、おでんの具かもしれません。

しかしながら、映画をテーマにしていることにも根拠があって、映画を選ぶ行為にはそれぞれの感性や思考が分かりやすく反映されます。

笑うためだけに映画を観る人もいるし、登場人物に自身を投影する人。映画から「学ぶ」人や、映画で思い出を作る人もいます。少なからず

「私はこの映画のここを観てるんです。これを感じたんです。」

と説明するためには、「自分の言葉」を発する必要があります。その言葉にこそ、何よりの価値が伴うと考えています。

そういった意図を踏まえてこの企画には絶対的に欠かせない条件があるんです。それは、登場頂く方々が

「この人、イケてるなぁ」

と思われるに値している、ということです。ハードルを上げまくってるように感じられるかもしれませんが、僕は何も大袈裟ではありません。

強いて言うなら、

「いや、お前ごときの“イケてる”って感覚程度じゃ説得力に欠けるよ」

と僕自身に対する不安はあります。
それは、ごめん。

そんなこんなで長文になってきたので、今回はここで切り上げましょう。

次回からは、実際に紹介して頂いた方との思い出やこぼれ話を綴っていきます。このマガジンとMunakata Cityのフォローよろしくお願い致します!

それでは。

Seiya Asano



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