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僕の野球。⑫〜高校野球#8〜

いよいよ高校野球終わりも近づいてきました。
とうとう夏大シーズンへと突入して行きます。

高校最後の夏へ。

3年生になり、新1年生が加入しました。
最後の夏に向けて急ピッチでチームの力をつけていかなければいけない状況になりました。

いつも通りのノック。
僕はサードに入り、

『お願いします!』

と、ノックをお願いするわけなのですがノックを打ってくれない。

そこで言い渡されるのです。

『お前キャッチャーやれ』

当然僕の反応は、

『え?』

でした。笑

小中高、当然今までキャッチャーなんてしたことはありません。

高校3年生の4月、急遽コンバートを言い渡されるのです。

とはいえ、キャッチャーの「いろはの"い"の字」すら知りません。
ワンバンストップなんて当然人生でしたこともありませんでした。


苦悩の始まり

キャッチャーへコンバートされ、最初は少し楽しみな部分もありました。

やったことないポジションだったし、楽しそうなポジションだと思っていました。

しかし、現実はそう甘くありませんでした。

ブロッキングも全然止めれない、プロテクターのない部分に当たって腫れる。
キャッチングでは毎日親指をついて腫れる。
スローイングも全然上手くいかない。
体も心もボロボロでした。

もう悔しさ、不甲斐なさ、焦り色んな感情が混ざり合って苦しかったのを覚えています。

キャッチャーとして出られなければ、試合にも出してもらえない。
そんな焦りもありました。

周りの視線

キャッチャーへコンバートの宣言をされ、キャッチャーとして練習試合にも出場するようになりました。

違う高校の友人や父兄、いろんな方からこう言われます。

『どう見てもキャッチャーじゃないやろ(笑)』

そう言われるわけです。
正直その時は笑って誤魔化してました。

でも与えられたポジションで全力でやろうとしてる時にいつもこんな言葉を言われ続けました。

これって結構気が滅入るんですよね。笑

『俺やってやりたくてしてるわけじゃない』

って。

そんな周りの目を払拭したくて練習にも取り組みました。

でも一向に上手くならない。
誰も認めてくれない。

その狭間でずっと精神的に苦しい。
そんな状態のまま夏の大会を迎えることになります。


ご精読ありがとうございました!
続きはまた明日!!


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