見出し画像

多摩生徒会協議会の交流会に参加してきました!

4月28日に多摩生徒会協議会の交流会に参加しました。
今回の交流会は八王子にある工学院大学付属中学校・高等学校で行われ
約30人の生徒会役員が議論に参加しました。

工学院大学付属中学校・高等学校

「活動方針の存在意義と有効な立て方とは」という議題のもと班ごとに議論をし、最終的に発表という形で話し合ったことをまとめました。
この記事では実際の議論の内容や当日の様子を紹介します。
ぜひ最後までお読みください。


開会式

会場に着くとすでに参加者同士自己紹介をしている様子が見られ、会場の熱気を感じました。
開会式では運営の方から開会の挨拶とスケジュールの説明があり、その後班ごとに議長を中心とした議論が始まりました。

第一部  活動方針はなぜ必要?

議論が始まる前に願望自己紹介をしました。
これは「もし~なら~したい」という形で自分の願望を紹介するものです。
「もし自分が総理大臣なら若者の賃金を上げる」
「もし一年間を自由に使えるなら世界旅行がしたい」
など個性的な自己紹介になりました。
その後議論に入り「なぜ活動方針が必要なのか」という話から始まり様々な意見が出ました。
活動方針はなぜ必要なのでしょうか、
方向性を決めるため生徒会役員間意識を高めるためなどたくさんの理由がありますが「無駄な時間を過ごさない」という意見が一番納得できる物でした。
生徒総会や学校案内などで一年を通して忙しい生徒会ですが活動方針の多くにはその年の生徒会の目標が掲げられています、つまり活動方針はその生徒会が目指すものを明確にするのです。

第一部の様子

第二部  学校に何を求めるのか

休憩をはさんだ後、「活動方針を立てるにあたって学校に求めるものとは」
という話題から第二部が始まりました。
ICT機器の導入、校内でのスマートフォンの使用、アイス自動販売機の設置
学校のSNSをつくりたいなど生徒会役員としても学校の生徒としても学校に求めるものの意見がたくさん出ました。

第二部の様子

また生徒に生徒会のことを知ってもらう為の具体的な方法についても話し合いました。SNSや校内情報公開サイト、HP、広報誌など学校ごとに違った方法で生徒に生徒会のことを知ってもらう活動方をしていることがわかりました。

議論ではホワイトボードに出た意見や関係する事柄を書き出して、視覚的にまとめることができました。

ホワイトボードを使い議論をする様子

第三部  活動の有効な立て方

第三部にでは立ててはいけない活動方針や有効な立て方について議論しました。
まず活動方針は学校や生徒のために立てるべきだと考え
「生徒が必要としていないもの」
「先生、生徒を巻き込めないもの」
は立てるべきではないという結論に至りました。

第三部の様子

また他の班では活動方針を自分の代で完成できる短期的なものと引き継ぎをして数年にわたり完成させる長期的なものがあるという意見もありました。
活動方針を立てる上で
必ず必要になるものがあります。
ICT化など大きな企画では引き継ぎ、目標までの具体的なプランなどです。
これらを踏まえ有効な活動方針の立て方について議論しました。
まず理想的な活動方針が先生、生徒の理解を得られるものであることから
「生徒が興味のあること」
「引継ぎが可能であること」
「具体的で現実的なもの」
「見える化されているもの」
が有効的だという結論に至りました。

合計二時間に渡る議論が終わった後、各班の結論や出た意見を発表する時間がありました。
他の班からは
「生徒会内で対立してしまうもの」
「誰か一人がただやりたい事」
などの活動方針を立ててはいけないという意見があり活動方針の存在意義について議論しているところもありました。
発表の時間があることで自分の班では出なかった意見や違った結論が聞けて
さらにたくさんの視点を持つことができました。

他の班のホワイトボード

閉会式

発表が終わると閉会式が始まり長かったはずの議論が一瞬だったように感じました。また、今回は多摩生徒会協議会15期運営の方々が最後の交流会ということで15期の代表と16期の新代表の方から挨拶がありました。

15期代表の挨拶

参加者の声

今回は多摩生徒会協議会の交流会に初参加される方が多くいたようです。そんな参加者の方々に感謝を聞きました。

交流会を通じて他校の生徒会役員と仲良くなれた。顧問との関係でわからないところがあったが他校の人と話すことで悩みを解消することができた。
                   海城 生徒会役員

はじめは知らない人ばかりで緊張していて、あまり話せなかったが、議長が話を振ってくれたおかげで最後の方では積極的に意見を出すことができた。
他校が行っている企画が面白くて自校でもやってみたいと思った。
                   桐朋 生徒会役員

他校の人と生徒会のことを話すことができて、とっても楽しかった。他校でお手本にできるようなことがあって参考になった。
議論の後の自由交流でも参加者同士話して盛り上がっていてよかった。
                   穎明館 生徒会役員の2人

まとめ

この交流会の議題をはじめて見た時
「こんな難しい議題に自分からついていけるかな。」
と正直心配に思っていましたが、活動方針に関係する様々な議題を議論してどうやってよい活動方針を立てるべきさのか共有できてよかったです。
少人数で議論を行うという多摩生徒会協議会のスタンスのおかげか参加者がこの交流会だけで仲良くなっている様子が見受けられました。
このように近い距離間で議論することで活発な議論になり有意義な時間を過ごすことができるのではないでしょうか。


取材・執筆 國方太郎(生徒会活動振興会編集部)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?