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Web/ITエンジニア向きの性格・資質ベスト5

こんにちは。BugFix LLC エンジニアのセイトです。

この記事では、エンジニアに向いている性格・資質をご紹介します。
僕は以前、Web系の開発会社でVPoEとしてエンジニアの採用・教育を担当し、色々な人を見てきました。

その中でも今回は「この人はエンジニアに向いているな」「この人は伸びるな」と思った人に共通する特徴を、独断と偏見で5つほどピックアップしてみたいと思います。

第5位 勉強好き

すごくシンプルです!

エンジニアはまめに勉強しないとトレンドについていけないことがあります。
日々、新しい技術が出てくるのはもちろん、逆に今まで使われていた技術が使われなくなることもよくあるので、常日頃から技術トレンドを追いかけていく必要があるのです。

勉強をしていくうちに、できることも広がっていきます。
例えば、「最初はバックエンドのアプリケーションの部分しかできなかった」という人が、勉強してフロントエンドやインフラの領域もできるようになったとします。
このような場合、自身でできることが広がるだけでなく、さらにエンジニアとしての価値・単価も上がっていきます。

以前、こちらの動画でも取り上げたのですが、「エンジニアは非エンジニアよりも勉強時間がかなり長い」という調査データもあり、日頃からコツコツ勉強できる人は非常に向いていると思います。

第4位 コミュニケーション能力が高い

意外に思われるかもしれませんが、コミュニケーション能力が高い人はエンジニアに向いていると思います。

ただし、「コミニケーション力が高い」ということと「社交性がある」ということは別物です。

例えば、先輩が後輩を合コンに誘うというシチュエーションがあったとします…

先輩「今夜合コンあるけど来る?」
後輩1「マジっすか?!合コンっすか!先輩、今日もイケイケですねぇ!!!」
後輩2「あ、無理です。予定があるので。」

この会話だけ見た場合、後輩1と後輩2のどちらがコミュニケーション能力が高いと思いますか?

答えは後輩2なのです。笑

後輩1は一見ノリが良さそうに見えますが、先輩の「合コンに行くかどうか」という問いに対して「YES」とも「NO」とも答えていません。そのため、コミュニケーション能力や伝達能力という意味では決して高くないと言えます。

それに対して後輩2は、「YES」「NO」で答えることができているので、コミュニケーション能力があると見ることができます(社交性はゼロですが・・・)。

このように、「結論から伝えることができる」「聞かれていることに対して正確に答えることができる」など、自分の中でうまく情報整理をして、簡潔に相手に伝えることができる人はエンジニアに向いていると思います。

というのも、コンピュータは人間と違い、よしなに解釈してくれません。
ロジカルかつ端的にプログラムを書いて伝えないと、思った通りの仕事をしてくれないので、「情報をまとめて簡潔に命令する」というコミュニケーション能力が必要になるのです。

第3位 潔癖

潔癖な人はエンジニアに向いていると思います。

というのも、エンジニアとしてのレベルが上がってくるとソースコードをきれいに書く能力が必要になるからです。
ソースコードに対して、ただ動くだけではなく「読みやすく、拡張性があり、保守性がある」というような特徴が期待されるのです。

これは大きいサービスや長きにわたり愛されるサービスほど大切になります。
なぜなら、アプリケーションはローンチして終わりではなく、後から機能を追加したり、不評だった機能は削除したりと、育てていく過程があるからです。

サービスを育てていく過程の中では、多くのエンジニアが一つのソースコードに手を加えていきます。
このような時に「誰が読んでも読みやすい」「機能を足しやすい設計になっている」という状態が求められます。
つまり、よく考えられたきれいなコードを書ける必要があるのです。

潔癖の人は「きれいなコードを書いてやるぞ!」というモチベーションを持てると思いますので、より高度なエンジニアになれると思います。

第2位 俯瞰できる

俯瞰できる人に期待したいのは、プロジェクトマネジメント的な動きです。
例えば、自分のソースコードを書くだけではなく、案件全体の状況を把握した上でスケジュールを組んだり、設計したり、仕様を考えたり、チームメンバーに伝えたり・・・というようなイメージです。

プロジェクトマネジメント的な動きが重要な理由は、アプリケーション開発の中でプログラミングをするのは全体の工程の2割程度しかないからです(出典:Qiita)。

リードエンジニアやCTOなどのより上のレイヤーになると、プログラミングよりも、全体の設計や技術の選定といった「全体を俯瞰し、生産性やクオリティを上げるための動き」を期待されます。

俯瞰できる人はこういった動きができると思いますので、よりレベルの高い仕事をする上で重要な要素になってくると思います。

第1位 ハック精神

日本語でいくつか別の言い方をすると、「想像力」「ずる賢さ」「怠け」とも表現することができます。

例えば、エンジニアの仕事で大切なのは「課題を解決するために限られたリソースと考えられる技術でどう解決していくか」ということです。
その課題解決の手段として、プログラミング等のIT技術があります。

しかし、案件の中にはスケジュールや予算的に「普通にやったら無理だな」というものも少なくありません。
その状況の中で、「このライブラリを使ったらどうかな?」「Yahoo!が出しているAPIを叩けばショートカットできるかもしれない!」というような引き出しがある人は、非常にエンジニア力が伸びていきます。

このようなことを思いつくのがハック精神ですが、普段からアンテナを張って情報をキャッチアップすることも重要です。

例えば、「どこかの会社の製品にAPIがあるらしい」ということを聞いたとします。
それを受けて「プログラムを足したら機能が拡張できるらしいから試してみよう!」というようなことを常日頃から実践することで、勝手に引き出しを増やすことができます。

引き出しが増えることにより、仕事の場面でも「こういう手段が打てるのでは?」「これができると思います!」というように提案の幅が広がります。

また、ハック精神があると、プログラミング勉強のスピードも上がります。

プログラミングの勉強方法については、別の動画で解説しているのでそちらもご覧いただければと思いますが、要約すると「作るものを決めたら、コピペで良いのでどんどん作ってアウトプットしていく」ということです。
これがプログラミングやエンジニアの勉強をする上で最短ルートだと思います。

「プログラミングスクールやオンライン教材のカリキュラムを1から10まで丁寧に勉強して、100%理解しよう!」のような、いわゆる「いい子」の勉強法はやってはいけません。

エンジニアの勉強では「いかに最小限に工数を減らしてやりたいことを実現するか」や「あの手この手を使っていかにスピーディーに良いものを作るか」という考え方が非常に重要です。

「いかにラクしてできるか」「裏技を使ってやろう!」ということを常日頃から考えられる人はエンジニアに向いていると思います。

さいごに

以上、「エンジニア向きの性格・資質ベスト5」をご紹介させていただきました!
あくまで僕の意見となりますが、思い当たる項目があった方はエンジニアに向いているかもしれません。

ここまでご覧いただきありがとうございました。

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