【人に感謝する前に、自分に感謝してほしい】
「〇〇さんのおかげで、今の自分があります」
私もよくこの文面を書くことがありますが、
この投稿やコメントを、あらゆるSNSでよく見かけます。
もちろん、これを否定するつもりなど一切ありません。
当然ながら、私も感謝している方はたくさんいます。
・イベントに参加してくださった方
・事業や講演に協力してくれた方
・これまでお会いしてくれた方
・会議の時間を設けてくれた方
挙げ始めたらキリがありません笑
これまで、学校でも、以前の就職先でも、
「人に感謝」することを教えられてきました。
■一番感謝すべきは自分である
でも私は、本来は一番感謝すべきは
他人ではないと思っています。
一番感謝すべき人、
それは、自分自身です。
例えば、Aさんが
「岡村さんのおかげです。いつもありがとうございます」
と、有難いことに言ってくれたとします。
でも、岡村のおかげの前に、
岡村が「Aさんと何かコラボしたい、伝えたい、助けたい人だ」
と心から思ったから、岡村はAさんのために動いています。
つまり、Aさんがそういう人だったんです。
だからこそ、Aさんは、
そういう人だった自分に感謝すべきだと思っています。
実は学生時代、両親にもこんなことを言われたことがあります。
「色んな人に支えられて頑張ってると思うけど、
支えてもらえるのは、聖太郎を助けたいと思う
活動が出来ているからよ。
だから、たまには自分にご褒美をあげなさい」
当時はよく分からなかったですが、
今となっては心に響く言葉です。
■感謝の順番は、自分の近い人からのはず
私の感謝の順番は、
当然ながら自分が最優先です。
その次は家族と恋人です。
そして、これまで出逢ってくれた方です。
これは一度、亡き恩師に叱られたことで
こういう考えになっています。
大学時代から指導してくださった恩師は
白封筒がとても好きな方でした。
私は大学卒業前、
これまでの感謝を込めて
僅かな額ではありますが、
直接白封筒に包んで渡しに行きました。
恩師は喜んでくれましたが、
一度突き返されました。
恩師
「聖太郎、親には渡したのか」
私
「いいえ、まだです」
恩師
「順番が違う。一番支えてくれたのは親だろ。
自分に近い人に感謝しないでどうする。
まず両親に渡して来い」
この言葉には、本当にハッとさせられたと同時に、
自分が未熟者だったことを痛感しました。
その後、私はまず両親に渡したのですが、
泣くように喜んでもらえて、
後に恩師にもお渡ししました。
それから、両親の誕生日などの時は
プレゼントを送るようになりました。
感謝する人は、
自分から近い順だと思います。
それが誰なのかは人それぞれだと思いますが。
■自分を大切にする人が増えて欲しい
自分に感謝することを忘れると
自分の事に自信が持てず、
自分を大切に出来ないと思っています。
色んな方に支えられて、
今の自分はあります。
でもそんな支えられる状況を作ったのは
紛れもなくこれまで頑張ってきた自分自身。
だからこそ、
自分に感謝する人が
増えて欲しいなと思っています。
でも、もしかしたら、
これは当たり前の考えだったりして笑
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