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【中国旅行のススメ】特区旅遊ビザを利用した香港から深センへの陸路での渡り方ガイド ~皇崗(ファンガン)編~

香港から隣接する深センへの移動は、多くの旅行者にとっての一大冒険です。特に、日本人旅行者にとっては、観光ビザの手続きが煩雑に感じられることもありますが、実は深センへの移動には「特区旅遊(E)ビザ」という便利なオプションが存在します。このビザは、深センに限り5日間の滞在を可能にする特別なアライバルビザで、特定の国境からの入国時に発給されます。今回は、よりスムーズな手続きと人混みを避けるため、比較的マイナーな皇崗(ファンガン)国境を選択し、その魅力と利便性を探ります。

この記事は2024年2月時点の筆者の体験に基づく情報です。現地の状況や規制は常に変動する可能性があるため、ご利用前に最新情報をご確認ください。



バスチケットの買い方

まず、太子駅近くのバスチケット売り場で目的地までのチケットを購入します。香港島側にもチケット売り場があるため、都合の良い方を選んでください。

支払い方法は現金またはオクトパスカードのみですので帰りの分のお金も用意しておくことを忘れないようにしましょう。太子からは片道45HKDでした。

香港出国

おおよそ1時間くらいで香港国境に到着します。ここで一度バスから降りて出国手続きを行います。手続き後は、同じ目的地へ向かう同じ会社のバスに乗車すればOKです。出国手続きに時間がかかると、元のバスは先に行ってしまうこともあるため、荷物は全て自分で持って移動することが重要です。その場合は次の同じバスに乗れば大丈夫です。
オクトパスカードの場合、システム上乗車する際にもう一度タッチする必要があります(その際料金は引かれないので安心して下さい)

中国入国

中国側での入国手続きは少し複雑ですが、流れを理解しておけば問題ありません。ビザ発給カウンターは、建物に入って左側の免税店の奥にあります。ここで必要事項を記入した用紙と、無料の証明写真機で撮影した後、カウンターの前で並びます。営業時間は朝9時からなので、それに間に合うように到着したいですね。料金の支払いにはカードや現金、中国のQRコード決済が利用可能です。約30分の待ち時間を経てビザが発給され、無事に入国審査を終えることができます。
ちなみに、ビザ発給料金はその国の親密度で変わってきます。おもしろいですね。日本は特にそういう特別な料金設定はなく、130元でした。

まとめ

いかがでしたでしょうか。香港から深センへの陸路移動は、特区旅遊(E)ビザを利用することで、スムーズに行うことができます。このビザ制度を活用することで、深センの魅力を存分に楽しむことが可能になります。事前に必要な情報を把握し、計画的に旅を進めることで、快適な渡りを実現させましょう。



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