免疫力アップに重要な「白血球」の働き
免疫力を高めるためには「白血球」の働きが必要不可欠です。
白血球は自律神経による支配を受けるため、
免疫力を高めるにはそのメカニズムを知ることが大切です。
なので今日は、
・白血球がどのような状態であれば免疫力が高いのか?
・白血球が体に与える影響
について簡単にお話してきます。
〇 白血球とは?
白血球は血液成分の一つで、外部から侵入してくるウイルスや細菌から体を守っています。
〇 白血球の働き
白血球は大きく分けて3種類あります。
①マクロファージ
リンパ球に指令を与える役割があります。
重要な作用として、リンパ球と抗原の戦いの片付けをしてくれます。
②顆粒球
様々な分解酵素を持ち、活性酸素によって侵入してきた異物を処理してくれます。
顆粒球は短時間で死滅してしまいます。
増えすぎると活性酸素によって周囲の組織が酸化・破壊され、さらに悪化すると「がん」になってしまいます。
顆粒球は大きく3つの分類があります。
・好中球
病原菌を貪食して殺菌します。
・好酸球
アレルギーや寄生虫の感染で増加します。
・好塩基球
即時型のアレルギー反応に関係しています。
③リンパ球 (Bリンパ球、Tリンパ球)
普段は休んでいるのですが、抗原の侵入があると活発な分裂を繰り返して準備態勢を整えてくれます。
Bリンパ球、Tリンパ球がお互いに協力して抗原物質を無害なものにしてくれます。
〇 免疫力アップでなぜ「白血球」が大切なのか?
免疫力を高めるには、内臓の働きを正常にして自律神経を整えることが大切です。
自律神経は循環器、消火器、呼吸器などの活動を調整しているのと、白血球を支配しています。
白血球がうまく機能しないと異物を処理できなくなり、体調が崩れて自律神経を乱してしまいます。
なので、
白血球がうまく機能し続けることで
異物を処理でき、自律神経も安定するため
白血球を正常に働かせることが大切になってきます。
〇 免疫力が高い状態とは?
免疫力が十分に発揮されるには、
顆粒球とリンパ球のバランス
が大切になってきます。
顆粒球:リンパ球=6:4
この割合の場合に免疫力を十分に発揮することができ、
どちらに偏りすぎても特有の疾病を誘発してしまいます。
また、白血球は自律神経による影響を強く受けます。
交感神経が優位 → 顆粒球が増える
副交感神経が優位 → リンパ球が増える
このような仕組みがあります。
特に注意してほしいのが「リンパ球」の割合です。
本来40%あればよいリンパ球が、
「35%」よりも下回ると、顔色が優れない状態になり、
「30%」よりも下回ると、早期のがんや組織障害の病気になってしまいます。
逆に、
「45%」を超えると、じんましんがでたり体がかゆくなり
「40%」を超えると、アレルギー症状が出やすくなります。
このことから、
疾病になるにはリンパ球が30%未満に減少するか、
顆粒球が70%以上に増加するかの二択になります。
そして、
ほとんどの疾病が副交感神経が抑えられて交感神経が優位になり、顆粒球が過剰にできたことで起きます。
なので、白血球をコントロールするには
『自律神経』を整える必要があります。
自律神経を整えることで白血球が正常に働き、
免疫力を高めてくれます。
まとめ
・白血球は自律神経の影響を受けるため、自律神経を整えることが大切
・顆粒球:リンパ球=6:4 の割合が免疫力が高い状態
・交感神経優位になると顆粒球が増えて様々な不調をきたす
・自律神経は循環器・呼吸器・消火器、白血球をコントロールしている
白血球の顆粒球、リンパ球の割合が変わるだけで
免疫力が左右されてしまいます。
同じ言葉を繰り返してしまいますが、
白血球を正常に働かせるには『自律神経』を整えることが大切です!
自律神経は日頃のストレスや生活習慣の影響により乱れていきます。
免疫力を高めるサプリメントや道具を使うよりも前に
まずはストレスを与えない生活習慣を送っていきましょう!
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