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自律神経の働きとは?【99%の人が間違っています】

おはようございます。

整体庵大空の下大前です。

前回、胃腸の「正常」について誤解していませんか?というお話をしました。

胃腸をコントロールしているのは「自律神経」なので、今回は自律神経についてのごく基本的なお話をします。

基本的なことほど大切なので、ここは押さえておいた方がいいかなーと思います。

自律神経って言葉はよくみかけますが、

「じゃそれってどんな神経?」

と聞かれるとちょっと説明しにくい…

という方も多いのではなないでしょうか?

ネットや書籍でよく医学を学んでおられる方でも、

やや誤解して理解しているケースがあります。

ネットで調べた自律神経への誤解が悩みを作り出すことも多いですね。

■自律神経はDr.Xより「失敗しないので」

ドラマ好きの妻の影響でキメ台詞を覚えてしまいました……。

自律神経はお腹の中に生を受けてから死ぬまでの間、

僕たちの身体を自動的に絶えず調整し続けてくれています。

その働きに失敗はなく

病気やケガで感じる症状ですら、身体のバランスを保つ働きのひとつです。

この身体の働きのことを生理学では「ホメオスタシス(恒常性)」と呼びます。

ぼくはシンプルに「身体の働き」と言ってます。

暑ければ汗が出て熱を逃がして、寒いと震えて産熱することも身体が勝手に行ってくれます。

心臓を動かすのも、呼吸をするのも、食べて消化吸収するのも、不要なものはおしっこやうんちで出すことも、意識して行いませんね。

これらを自動的にコントロールしているのが「自律神経」です。

自律神経の働きはこれだけではありません。


ストレスで頭を使い過ぎれば頭痛やめまいを起こし、それ以上無理をさせないようにしたり。

身体の一部の筋肉を使い過ぎれば、その部分に「痛み」を作り、他の筋肉を使うように勧めてくれたり。

食べすぎや、ストレスで胃腸が動けない状況になれば、食欲不振や吐き気などの「症状」を使って、胃腸を休めるように提案してくれたり。

これらも全て「自律神経」の働きによるものです。

(ここは西洋医学でいう自律神経とは少し違う捉え方です)

■自律神経は乱れません

「失敗しない」自律神経は、乱れることはありません。

一般的な医学では「自律神経の乱れによる症状」と説明されることはありますが、少なくともぼくは「乱れない」と考えています。

肉体が滅びるその時まで僕たちの自律神経は懸命に身体を維持するための働きを緩めることはありません。

(ここはまだまだ深堀できるポイントですが、今回はこの辺で)

一般的に「自律神経の乱れで体調不良になる」「自律神経を整える健康法」などがあるとされていますが、そもそも自律神経は乱れるものでも、整えて整うものでもないです。

身体は病気、ケガ、症状すら利用することで、身体のバランスを保っています。

この部分は???になりやすい部分なので、

例を出しつつ説明します。

■事例『ストレスによる胃の不調』

先程にも少し書いた『ストレスで胃腸が動けない状況』を自律神経的な視点でみてみましょう。

この状況下では、自律神経は食欲不振・胃痛・下痢や吐き気など様々な胃腸の不調を作り、食欲を減退させることで今以上に胃腸に負担がかからないようにしてくれます。

一般医学であれば、これらの症状を抑えるための手段を考えますし、当然患者様のニーズも「症状がなくなること」にあると思います。

しかし、

そもそも身体が胃腸の症状を必要としている理由はなんでしょう?「ストレスで胃腸に無理がかかっているから、今は食べて欲しくない」だから胃腸の症状が必要だったわけで、そうであれば、ストレスの理由を考えていくことがむしろ重要になります。

嫌なことを我慢してやってるストレスなのか?やりたいけど一歩踏み出せないストレスなのか?自分を偽っているストレスなのか?この辺りは、ストレスという一言で片付けずにしっかり考えてみることは大切です。

もちろん一時的に症状を緩和するための手段が悪いわけではないですよ。

状況に応じて、こういう対処法は必要なので。

ですが、その対処法だけでは果たして本当の意味で改善する日は来ますか?

症状を一時的に抑えながら、ストレスの理由を考えていく視点を持ち合わせていても、少なくとも損はしないはずです。

症状をなくすことよりも「なぜ、その症状が自分に必要なのか?」そんな視点も大切です。

■自律神経は常に働き続けている

『自律神経が常に正常に働いているから、ぼくたちは病気や症状を作ることができる』

その身体の働きがあるから、ぼくたちは今こうして生きていられます。今はこの話を2割ほどでも理解してもらえれば十分です。いえ、まったく理解出来なくても問題ありません。

なぜなら

ぼくたちが理解しようがしまいが、自律神経は休むことなく身体を整え続けてくれているからで、信じるものだけが救われる宗教的なお話ではないからです。

信じても信じなくても常に働き続けているこの「自律神経」のおかげで

ぼくたちは生き続けることができ、病気になることも、治ることもできています。

僕のnoteを読み進めていくと、

より理解も深まるのでぜひ、むずかしいと感じてもお楽しみ頂ければ幸いです。

次回は、身体のバランスの基礎について配信予定です。

引き続き、丹精込めて文章を作っていきます。

それではまた3日後に!

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