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押し入れに眠っていたタブレット、現役復帰へ

5年前に購入したAndroidタブレットがある。
3年間活躍したが、2年前のiPad購入を機に
現役引退し、押し入れに眠ることとなった。

「古いタブレット 活用」でググってみるも
グッとくるアイデアは無い。

売りもせず、捨てもせず、使いもしないことに
漠然と後ろめたさを感じていたが
「いつか使いたくなる時がくるだろう」
と決定を先送りしていた。


月日は流れて子どもが生まれ、家族が増えた。
Amazonがこんな商品を出した。

家族用の情報共有板。欲しい。
しかし少しばかりお高い。

諦めよう…

…否。

自分で作ってしまえば良いのではないか?
押し入れに眠っているタブレットを使って。


妻に「どんな項目が欲しいか」訊いてみて
要件定義をする。

  • 時計表示(優先度高)

  • 天気予報表示(優先度高)

  • カレンダー予定表示(優先度高)

  • メモの表示(優先度低)

こんな機能があると便利だということになった。

早速draw.ioでワイヤーフレームを描き
完成イメージをラフに擦り合わせ合意。

技術面の調査を済ませ、アプリケーションの開発を開始する。

時計は自前でjavascriptのロジックを書いてしまえばいい。

天気予報はいろんな会社組織がAPIを提供しているが、認証なしでサクッと使いたかったので
気象庁が公開しているjsonを利用することにした(参考)。
天気アイコンは動くSVGがクリエイティブコモンズライセンスで配布されていたので、これを利用。

カレンダーはTimeTreeを利用しているので
「当日」と「向こう1週間」に分けて
タイトル・時刻・予定参加者アイコンを表示するようにした。
情報の取得にはTimeTreeAPIを利用した。

メモは要件として挙げたが
無くてもまだ困らないので
初回リリースから除外した。

システムはWebアプリとして現在rc版のnuxt3で開発し、スタイルにはTailwindCSSを採用した。

Githubのmainブランチにソースコードをマージすると、Netlifyにホストしている本番サイトが自動更新されるよう設定し、サクサク開発を進めていった。


無事に初回リリースが完了した。

家族用の情報共有板完成

タブレットの壁掛けには
セリアのディスプレイバーウッドピン×4
を使っている。

賃貸だが、壁には画鋲程度の穴しか空かないので退去時も安心だ。

カレンダーとの同期は10分ごとに行われ、
スマホのTimeTreeに登録した予定が少し遅れて反映される。

向こう3日の天気予報と、降水確率、予想気温も表示される。


かくして、押し入れに眠っていたタブレットは
現役復帰を果たした。

いまのところ好評だ。

気が向いたらアップデートしていこう。

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