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星の光に何を祈る -「Starry Ray Prayer」

曲を作る際、自分の曲だと思うと割と自由に作れるので、その点は変に気を使わなくていいという思いがあったりします。

しかし、依頼曲となるとそうはいかないもの。

この曲を書くにあたり一番意識したのは、依頼者であるLayくんをイメージできる、という点でした。

前回も書いた通り、自分は歌詞を書くのが苦手なタイプなため、歌詞を書くときはある事をしています。

それは、テーマに沿った短編小説のようなものを書くという事です。

この曲も歌詞を書くにあたり、ちょっとした物語を書いています。

そのストーリーをかいつまんでご紹介します。


このストーリーに登場する主人公は、この曲を歌う「僕」ともう一人、平凡でトラブルもない平和な毎日を過ごす「君」の二人。

退屈でマンネリな日々を過ごす「君」は、夜の暗闇と静けさに不安と孤独を感じてしまいます。

そんな中、「君」はネットの中から一つの光輝く星を見つけます。それが歌い手である「僕」。

「僕」は星の光の様に「君」を照らし、モノクロに見えていた世界を色鮮やかに変えていく、、、

大まかにですが、そういった内容になっています。

ですが、実は曲の尺の関係で、歌詞に表現しきれなかったストーリーもあったんです。

それは、「僕」がいろんな悩みや葛藤を抱え、心に暗い影を落としてしまう。

でもそれを感じた「君」が励まし、支えることでまた前を向いて走り出す、というお話です。


タイトルもちょっとこだわってて、スペルは違いますが同じ「レイ」の読み方である「Ray(光線)」を用いて、星(スター)の光 、そして「Prayer(祈り)」を組み合わせています。

この祈りは、「僕」から「君」への祈りであると同時に、「君」から「僕」への祈りでもある、という意味を込めました。


「僕」と「君」の物語はあくまでもフィクションではあるのですが、Layくんとリスナーさんの、イメージと理想を思い描いて書いています。

歌詞にされていない、そういったストーリー背景も想像しながら聴いていただけたら幸いです。


最後に、イントロのピアノソロ、あれ初期案ではなかったパートでして、Layくんからの提案だったんです。

おかげで、めっちゃいい感じのイントロに出来たと思います。Layくんありがとうww


こだわりポイントを挙げるときりがないので、この辺りとしておきますw


皆さんに愛される作品となる事を、星の光に祈って。
☆彡

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