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vol.13 過去問は時間を測るな!?

はじめに

西進塾数学・化学講師の三浦です。
今日の東京は台風の影響で生憎の天気でした。皆さんも台風にはくれぐれもお気をつけください。
さて、月日が経つのは本当に早いもので今日から10月に入ってしまいした。入試本番まで残された時間はもう多くはありませんね。今回は過去問の使い方についてお話ししたいと思います。数学や化学などの理系科目に限定した話になるのでご了承ください。

過去問はいつ解き始めるべき?

これを読んでいる受験生の皆さんは過去問を解き始めていますでしょうか。まだ勉強が間に合っていなくて手をつけられていない人も多いかと思います。たしかにまだ十分に勉強が終わってない段階で過去問を解くのをためらってしまう気持ちはわかりますが、ここで一度過去問を解いてみましょう。なるべく早い段階で解くことでこれまでは漠然としていたゴールがより明確になり、自分に今何が必要なのかを具体的にイメージできるようになります。過去問を解くのに早すぎることはありません。

まずは時間を測るな!?

過去問を解き始めるときに実践してほしいことが1つあります。それは時間を測らずに解くことです。もちろん時間を測って現時点での自分の実力を試すことも大切ですが、それだけで終わるのはもったいない。自分に今最も必要なものは何かを見つけるきっかけにしましょう。時間を測らずに解くというのは、自分が考えられることを全て考え尽くすということです。制限時間が決まっている模試や過去問演習では時間が足りなくてできなかったのか、時間があってもできなかったのか区別がつきません。まずはこの区別をつけ、時間があってもわからない分野を洗い出しましょう。考え尽くしてもわからない問題はいつまで経っても素早く解けるようになることはありません。今後はこの分野を集中的に勉強すべきです。時間があればできた問題についてはあまり心配する必要はありません。根本的な理解はできている可能性が高いので、直前期の演習でスピードは自ずと上がってくるはずです。

最後に

時間無制限の過去問演習を繰り返し、概ね高得点が取れるようになった後は、本番の環境になるべく近い環境設定をして問題を解く練習をしましょう。具体的には実際の試験時間と同じ時間に、なるべく静か且つ周りに他者がいる場所で問題を解き、同じ時間だけ休憩をとっていました。この練習には問題を解くスピード感が身につく以外の効果もあります。受験前は生活リズムが乱れる方も少なくないかと思いますが、当日眠気が冷めず実力が出しきれなかったという事態を防ぐことにもつながります。

西進塾

数学化学講師

三浦侑己

#大学受験 #勉強 #過去問

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