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『養生大意抄』- 江戸の養生書を読む 02

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多紀元悳(1732~1801)著の養生書で、全2巻。内容は医家向けではなく一般向けで、心、飲食、起居動作、性、鍼灸薬餌などの養生の要点がまとめられている。著者の多紀元悳(もとのり…
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#習慣

体に良いことは、どのように習慣化すればよいか? - 養生大意抄11

1.養生の動機付け養生の要は、体に良い事を習慣化することだ。ただ、それには強い動機付けが必要となる。 特に今現在健康な人は、健康になろうという動機が希薄になってしまうため、なかなか習慣化が難しいだろう。 一方で、体が弱いという自覚のある人や、大病をした後には、養生に対するモチベーションは、すごく高くなる。 そして、そういう人たちの方が、逆に体に気をつけ続けるので、一病息災というように、意外と健康的に歳をとれたりもする。 今回の『養生大意抄』は、この養生の習慣化について