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注文の多い料理店

よく頑固親父のラーメン店とか、個性の強い店ってのがありますよね。
オーナーのこだわりにより顧客に求める要望がある、その事自体は悪い事だと思いません。

でもね、それを求めるならば、宮沢賢治の小説くらい着座前にその『お願い』を明確に示すべきです。
ニーズに合わない客を来店させない努力もせず、入店、着座させてからオーナー側の意向が解るのはフェアではありません。


昨日、何の前知識も無く「店内では小声でお話下さい」とHPに記載された店に知らずに行ってしまいました。

店頭にはその様な注意書きも無く、入店時にもアルコール手指消毒の指示と、イートインを告げた時の落胆顔以外は特段異常を感じませんでした。
席案内も無いので、(当時店には夫婦一組しかいなかったので、そこから離れた座席ならいいか)と、在客声の聞こえない距離の座席を選びました。
メニューを受け取りつつ、会話を始めたところで、「静かにして下さい。会話を控えて下さい」と指示されました。
確かに私は地声がデカいです。徳島の地で完全標準語で話すので、県外から来た旅行客に思われたのかもしれません。
私達は社会常識として、「すみません」と言い、以降退店まで超ヒソヒソ声で過ごしました。
そして客としてせめてもの反撃で、カレー以外 飲み物もデザートもお代わりの水すらお断りしました。

でも、これっておかしくないですか?だったら入店時に説明するなり、看板に記載するなり、入店客に依頼メモを渡しておくべき重要事項だと思うんです。
知らない客が悪い的なオナニーオーナーは、年月の経過と共に淘汰させた方が良いと思います。 

世の中の客商売のオーナーのほとんどは、自分の好みでない客、ムカつく客、仲良くなりたくない客であっても、入店中、飲食してる間は客として扱うんです。
気に入らず注意するくらいなら、金を取らず店から出したらいかがなものでしょうか?





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