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パンデミック条約 資料集 (随時更新)

随時、追加していきます。  最終記載日:2024年7月5日


パンデミック条約とは

パンデミック条約とは、新型コロナウイルスのパンデミック後に、「世界がパンデミック再発の抑止に努め、次にパンデミックが起きた際に収束に向けて平等にワクチンに配分できるよう協力するための枠組み」として、WHOが世界に締結を求めている、地球規模で公衆衛生を管理しようとする条約です。

パンデミックの原因解明には消極的、パンデミック条約には積極的なWHOの不思議

しかし、新型コロナウイルスパンデミックに対するWHOの関与の仕方は、一貫性がありません。まず、コロナパンデミックの原因を解明することは未来の危険抑止のために重要であるにも関わらず、WHOは原因究明に消極的で、調査の結論をあやふやなものとし、現在もコロナパンデミックの発火点(中国の武漢ウイルス研究所から流出)を否定しています。
新型コロナ感染症の流行をパンデミックにしないで済んだ方法があり得たことを検証せずに、今後も次々とパンデミックが起こることを前提に、その時の世界規模の対応を種々決めておこうと呼びかけるのは極めて不自然な行動です。

日本政府はWHOとともにパンデミック条約の締結に積極的です。しかし、パンデミック条約に異議をとなえる国も多く、2024年6月1日、WHO総会でのパンデミック条約の採択はひとまず阻止されました。

2024年6月7日 現代ビジネス記事 パンデミック条約の裏側

2024年6月 IPPRによるパンフレット

「パンデミックへの備えと対応のための独立パネル (IPPR)」によるパンフレット 各国のリーダーに向けて「パンデミックは来る!ギャンブルをしている場合ではない」

6月1日のパンデミック条約不成立後に、「パンデミックの備えと対応のための独立パネル」が発信したパンフレットです。https://live-the-independent-panel.pantheonsite.io/wp-content/uploads/2024/06/The-Independent-Panel_No-time-to-gamble.pdf    

パンデミックの備えと対応のための独立パネル (IPPR)

「パンデミックの備えと対応のための独立パネル」Independent Panel for Pandemic Preparedness and Response(IPPR)    https://theindependentpanel.org/  は、新型コロナパンデミック発生時に2020年の第73回WHO総会の決議によって、2020年9月にWHO事務局長(テドロス氏)のもとで設立された検討会です。設立時から、ビル&メリンダ・ゲイツ財団とオープン・ソサエティ財団からの助成金で運営され、13人の著名人が協議し、2021年のWHO総会から「COVID-19:最後のパンデミックにしよう」などの報告書の提出、パンデミックに関連する国際システムの構築、開発の監視、声明の発行、会議やイベントの開催などの継続的な作業を行っています。
IPPR構成員のマーク・ダイブルが語る

マーク・ダイブル氏は「ヒトがアフリカなど未開発の地をひらいていくことで新規の感染症が発生する」「AIの発達もあって、意図的もしくは偶発的にパンデミックが発生するリスクもある」と語り、近い未来に不可効力的にパンデミックが立て続けに発生すると警告しています。直近のコロナパンデミックについては、その由来に触れず、その時の対応が世界規模で効率的に行われなかったこと、医療経済効率の不備が問題と語っています。 

2024年6月1日 WHO総会 パンデミック条約不成立

今後も交渉を進め、世界保健規則の改正交渉は2024年内に完了する。パンデミック条約の交渉結果は、2025年の第78回WHO総会に、可能であれば2024年内の特別総会に提出する。 

2024年6月12日 外務省発表
いわゆる「パンデミック条約」の交渉(パンデミックの予防、備え及び対応(PPR)に関する新たな法的文書)|外務省 (mofa.go.jp)

2024年6月3日 日本WHO協会
世界保健総会(6月1日) : 国際保健規則 (IHR) (2005年) の改正案合意、パンデミック協定の交渉延長など数件を採択 | 公益社団法人 日本WHO協会 (japan-who.or.jp)

2024年5月28日 交渉経過の発表

報告書
2024年5月27日付 パンデミック条約に関する政府間交渉機関 報告書
https://apps.who.int/gb/ebwha/pdf_files/WHA77/A77_10-en.pdf

2024年5月27日付 世界保健規則IHR(2005) 改正 作業部会報告書https://apps.who.int/gb/ebwha/pdf_files/WHA77/A77_9-en.pdf

2024年5月24日 政府間交渉を終結

政府間交渉機関(INB)

政府間交渉機関(INB)Intergovernmental Negotiating Body (INB) (who.int) には「WHO加盟国、準加盟国、地域経済統合機関、ならびにすべての関連する利害関係者」が参加します。
INBの「利害関係者」https://apps.who.int/gb/inb/pdf_files/inb5/A_INB5_4-en.pdf    そして、起草グループ(WHO加盟国、準加盟国、地域経済統合機関、およびローマ教皇庁とパレスチナのオブザーバー代表団)が意見を集約し、草案を作成します。

2024年のWHO総会で、パンデミック条約が採決されなかったのは、この政府間交渉が合意に至らなかったことによります。 

2024年5月31日 パンデミック条約に反対する人々

2024年5月31日「WHOから命をまもる国民運動」日比谷公園で大決起集会

このパンデミック条約に反対する「国民運動」は、コロナワクチンに反対する人々を集めて2024年4月ころから始められた活動から始まっています。かれらは、mRNAコロナワクチンの薬害を認めず更にレプリコンワクチンを推進する厚生労働省と政府に対して異議を表明するため、また、まだmRNAワクチンの薬害を知らされず、この先レプリコンワクチンを打つであろう人々に危険を知らせるために、立ち上がったのです。ただ、多くの人を集めるには手腕が必要で、中心となったのは、現在の厚生行政に反対することから、与党ではなく野党、政府を親米的と批判する人々、アメリカとWHOそして日本を陰で支配するディープステートあるいはグローバリストなるものを批判する人々、アメリカに対抗するロシアに近い人々、などです。4月13日の「パンデミック条約反対 in 池袋」集会では、ロシアの国旗がありました。World Council for Health (WCH)Japanという団体も参加しています。そして、反コロナワクチン活動家の塚口洋祐氏がこの集会への批判を街宣していました。せっかくの国民運動に、別の思惑が入り込みむ可能性が懸念されます。しかし、6月26日のWCH議連の会合には与党の衆議院、参議院から各1名の議員が出席したのは、良い兆しです。

国民の高い関心にもかかわらず日本では議論されないパンデミック条約
このようなパンデミック条約反対運動の政治色が懸念される一方で、多くの人が集まったこの運動を報じたメディアはNHKだけでした。しかし、NHKは、SNSがパンデミック条約に関する誤情報を拡散していると報じました。

パンデミック条約の現状は、コロナパンデミックの由来やmRNAワクチン被害に十分に向き合わないまま、パンデミック脅威を強調して大急ぎで締結を成就させようというWHO/賛成する国々とそれに反対する国々との攻防になっています。国内で反対意見が多数を占めて反対決議をした国もあれば、パンデミック条約が自国の経済的利益に反するからと反対する国もあります。この混沌ゆえに、2024年5月のWHO総会でのパンデミック条約締結は成就しませんでした。しかし、WHOは来年2025年の総会までの妥結を目指しており、攻防がつづいています。

2024年5月23日 アメリカで WHOに反対するSovereignty Summit

2024年3月13日 パンデミック条約草案

WHOパンデミック協定の交渉文書の改訂草案20240313 Revised draft of the negotiating text of the WHO Pandemic Agreement 

基本認識

Recognizing that the World Health Organization is fundamental to strengthening pandemic prevention, preparedness and response, as it is the directing and coordinating authority on international health work,
・世界保健機関(WHO)は国際保健事業を指揮し調整する機関として、パンデミックの予防、備え及び対応を強化の根幹である。➡ WHOは、予防から対応までパンデミックに関する国際的最高権威
Recalling the Constitution of the World Health Organization, which states that the enjoyment of the highest attainable standard of health is one of the fundamental rights of every human being without distinction of race, religion, political belief, economic or social condition,
・到達可能な最高水準の健康の享受は、人種、宗教、政治的信条、経済的または社会的条件の区別なく、すべてのヒトの基本的権利の一つであると述べる世界保健機関憲章を遵守する。➡ すべての人種、宗教、政治、経済、社会のうえにWHOが関与する
Recognizing that the international spread of disease is a global threat with serious consequences for lives, livelihoods, societies and economies that calls for the widest possible international cooperation in an effective, coordinated, appropriate and comprehensive international response, while reaffirming the principle of sovereignty of States in addressing public health matters,
・疾病の国際的な蔓延は、生命、生活、社会及び経済に深刻な結果をもたらす世界的な脅威であるため、効果的協調的包括的な適切な対応において最大限の国際的協力が求められ、したがって、公衆衛生上の問題に取り組む際の国家主権の原則を再確認する。➡ パンデミックの対応のためには、WHOは国家主権を制限する
Deeply concerned by the gross inequities at national and international levels that hindered timely and equitable access to medical and other coronavirus disease (COVID-19) pandemic-related products, and the serious shortcomings in pandemic reparedness,
・新型コロナウイルス感染症(COVID-19)パンデミックは、公平かつ適時であるべきパンデミック関連製品の分配に国内及び国際的に著しい不平等があり、パンデミックへの備えに深刻な欠陥があることに思い至らしめた。➡ WHOが犯したコロナパンデミックにおける失策(中国の違反を容認)、mRNAワクチンの害を全く隠蔽している
Recognizing the critical role of whole-of-government and whole-of-society approaches at country and community levels, and the importance of international, regional and cross-regional collaboration, coordination and global solidarity in achieving sustainable improvements in pandemic prevention, preparedness and response
・パンデミックの予防、備え及び対応における持続可能的に改善していくには、国やコミュニティ・レベルにおける政府全体及び社会全体が主体となった、国際的、地域的及び地域間の協力、調整、及び世界的な連帯が重要である。➡ すべての国、地域はWHOに従う
Recognizing the importance of ensuring political commitment, resourcing and attention across sectors for pandemic prevention, preparedness and response
・パンデミックの予防、備え及び対応のためには、政治的関与、資源そして分野横断的注意喚起が重要である。➡ WHOは、パンデミックに関して、政治、資源、情報を支配する
Reaffirming the importance of multisectoral collaboration at national, regional and international levels to safeguard human health, including through a One Health approach,
・ワンヘルス・アプローチを含め、ヒトの健康を守るための国、地域及び国際レベルでの多分野協力の重要性を再確認する。➡ ヒトの健康を守るためにワンヘルスアプローチをおこなう
Reiterating the need to work towards building and strengthening resilient health systems, with skilled and trained health and care workers, to advance universal health coverage and to adopt an equitable approach to mitigate the risk that pandemics exacerbate existing inequities in access to health services
・ユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進し、パンデミック時に保健サービス供給の不平等が悪化しない公平性を確保するために、熟練した保健・介護従事者と強靭な保健システムの構築と強化に向けて取り組む必要性を改めて表明する。➡ パンデミックにそなえてユニバーサル・ヘルス・カバレッジを推進する
Recognizing that the protection of intellectual property rights is important for the development of new medical products, and recalling that intellectual property rights do not, and should not, prevent Member States from taking measures to protect public health, and further recognizing concerns about the effects of intellectual property rights on prices
・知的財産権の保護は新しい医薬品の開発に重要であるが、知的財産権が加盟国の公衆衛生保護のための措置を妨げてはならないことから、知的財産権が価格に及ぼす影響を懸念する。➡ 医薬品開発における知的財産権を制限
Recognizing Member States’ sovereign rights over their genetic resources and underscoring the importance of promoting the early, safe, transparent and rapid sharing of samples and genetic sequence data of pathogens with pandemic potential, as well as the fair and equitable sharing of benefits arising therefrom, taking into account relevant national and international laws, regulations, obligations and frameworks
・自国の遺伝資源に対する加盟国の主権的権利を認識しつつ、関連する国内法及び国際法、規制、義務及び枠組みを考慮して、潜在的パンデミック性病原体の検体及び遺伝子配列データの早期の安全で透明かつ迅速な共有、および、付随する利益の公正かつ平等な共有の重要性を強調する。➡ 潜在的パンデミック性病原体の培養、研究を認め、共有を推進する ➡ 常に最悪最強ウイルスが漏洩する危険
Acknowledging that unequal development in different countries in the promotion of health and control of disease, especially communicable disease, is a common danger that requires support through international collaboration, and that pandemic prevention, preparedness and response at all levels and in all sectors, particularly in developing countries, requires predictable, sustainable and sufficient financial, human, logistic and technical resources,
・疾病、特に伝染病の保健の促進及び制御の開発における国家間の不平等は共通の危険であり、国際協力による支援が必要である。また、あらゆる段階、分野における、特に開発途上国でのパンデミックの予防、備え及び対応は、予測可能で持続可能かつ十分な財政的人的兵站的及び技術的資源が必要である。

デミック合意に関する政府間交渉会議(INB)動画
WHO | Intergovernmental Negotiating Body

2024年3月note 人類の幸福からはずれていくWHOが抱く理想2 2日

2024年3月27日 第5回WHC超党派議連

 WHOに与して国民の健康/生命を差し出そうとする政府に対し 「日本政府に具体的行動を促すための100万人署名運動」始動

2024年3月13日 メリル・ナス博士の警告 パンデミック条約は「機能獲得とワクチン」推進

メリル・ナス博士は、アメリカ医師会の方針に反して、患者に最良の治療をしたために、医師免許を停止されています。
博士は生物兵器の歴史、現状に詳しく、今回のコロナパンデミックの原因菌COVIDが、中国武漢で「機能獲得」を施された人工ウイルスであったという解説から始めています。そして、WHOが「パンデミックに備える」と称するのは、「機能獲得」と「ワクチン」をセットにした研究の推進であり、機能獲得した新たな人工ウイルスは、「いつかは研究所外に漏れ、パンデミックを起す」、その時、WHOのテドロス事務局長が何をしようとしているのかなど、危険な現状を語っています。
↓ 我那覇真子氏のインタビュー動画です。

ナス博士のX MERYL NASS, MD (@NassMeryl) / X (twitter.com)
WHOの動きに反対するサイト Home | DOOR TO FREEDOM


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