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会社を辞めました。

新卒から1年10ヶ月勤めた会社を辞めました。

理由は…たくさんあります。
一つ挙げるとしたら、「自分を見失った」からだと思います。
統一化された「企業」という大きな組織の中で大勢がパソコンに向かっている。
その中に自分がいる。その事実に違和感を感じてしまいました。
(決して会社員を否定しているわけではありません。)
見失った自分が生み出す違和感を感じたままその感情に蓋をして
仕事をしたくはありませんでした。

正直記事を書いている今でもこの感覚が自分のことを言い当てられているのか
自分のことなのにわかりません。まるでキャンバスのないところに絵を描いているような感覚です。つくづく自分ってめんどくさいなと思います。

今考えてみると、大学の就活の時に自分と向き合えていなかったかなと感じています。
その時から既に「違和感」は生まれていたのだと思います。
自分を理解するって難しいですね。
新入社員研修の時からあった「なんか違う。自分の居場所じゃないな」という感覚。

つくづく自分の要領の悪さと無策・理屈なき自信にはうんざりします。
本来だったら「前職の経験を活かした転職を」ってなるところを
自分はもう一度自分のやりたいことを考えるところからやろうとしてます。

途中までやったゲームのセーブデータを消してもう一度最初からやるんです。

「そういう経験って無駄にはならない」って考え方があると思います。
それは結局結果だけ見た捉え方の一つでしかないんですよね。
今の自分には2年間の社会人経験のリセットは相当な痛手です。

SNSとか見ていると、切り取られた一面しか見れていないですが
幸せそうな人生を歩む人、目的を持って生きている人がすごく羨ましいですし
目的を持っていない自分に腹が立ちます。

今日、キャリアカウンセラーの人と話をしていたら
「佐藤さんって恵まれているような印象があります」「佐藤さんってこれまで人生のどん底から這い上がった経験ないですよね」って言葉をもらいました。
今になってその言葉を思い返すと、
「自分って大した経験をしてきていないんだな、イージーな人生しか送ってこなかったんだな、じゃあ今までの25年間って自分にとってなんなんだろう」って落胆と自分の人生への虚しさで胸がいっぱいになります。
今まで辛いことであっても「辛いではなくチャレンジング」なこととして捉えてきたから今までの記憶の中で強烈に「辛い」というネガティブな感情と出来事を紐付けないようにしてきました。そういうメンタルだったからこそ人と違う選択だってできたし、投げ出したくなることもやりきってきました。でもそういうメンタルがなんだか暗に否定された気分でした。きっと否定しているわけではないしそういう捉え方はよくないだと自分でもわかってます。わかっていながらもそう思わずにはいられないんです。

今までの人生の中で別に大変なことを避けてきたわけじゃなかったし、自分の中では本当に辛かったこともありました。だけど今までの人生の値踏みをされる「就活」の場では比較でしか人の優劣を判断する方法がないので他の人と比べると自分の人生って劣ってるんだなって思いました。

きっとこの転職活動が人生で辛い経験になるのではとさえ思います。

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