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9月2日の未来をつくるサロン;空間経済学と満室になる旅館経営

今日のサロンは、まず、復興の空間経済学についてでした。↓

こんな感じの内容でした。アマゾンから。

◆空間経済学を現実問題に初めて適用
本書は、最先端の経済学である空間経済学を、第一人者が東日本大震災からの復興という喫緊の課題の分析に応用する初めての試み。近代経済学による体系的復興分析は未だになされておらず、本書の試みは高く評価されると思われます。少子高齢化の進む中で個々の被災地が創造的に復興し、国全体が均衡的にさらに発展していくために、日本のすべての地域におけるイノベーションの活性化が鍵となります。この観点からも、イノベーション・モデルを中心とする空間経済学は、適切な分析の枠組みであるとともに、有効な政策提言を提示できます。
本書は、空間経済学に基づいて三陸地域沿海部に焦点を当てて分析を行い、復興の障害となる問題、復興政策の課題について考察します。
◆本書の目次
第1章 人口と国土システムの長期的変遷
第2章 空間経済学から見た国土システムの変容過程と復興政策のあり方
第3章 写真とデータで見る東日本大震災からの復興の歩み
第4章 被災地における人口減少と創造的復興
第5章 自然資源に基づく復興
第6章 サプライチェーンの強靱化
第7章 地域コミュニティの再生
補論 人口減少社会のための空間経済学理論

内容として興味ぶかいのはイノベーションというものを地域という空間で把握し、施策を検討するというものです。結論的には、都市内外のネットワーク形成によるイノベーションを促進すると言うものでした。なるほど!という気持ちと、どういった空間がそれぞれイノベーションを引き起こし、どのようにして交流から価値を創れるのかという問いもあります。

価値の創造という意味では、京都の観光に関するレポートが興味深かったです。このような社会状況でも満室なホテルとは・・と言う一般財団法人日本経済研究所さんのレポートでした。

結論は、以下でした。差異をそれぞれのホテルで創っていく努力が大事ということが示されていました。

・ソフトによる競争優位:  ① 会員の基盤及び知名度
・ハードによる競争優位:  ① 他ホテルとは異なる特徴的な客室(アー ト主体のコンセプトルーム、和モダン式 客室、全客室トレインビューなど)  ② 大浴場有り

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のような内容でした。

やはり、競争優位をどのように創っていくかということを考え続けることが重要と言うことが理解出来ます。

サロンの参加はこちらから。


(了)

ありがとうございます!