日本型新卒一括採用を廃止し、新卒にもジョブ型の通年採用を導入するべきです
趣旨
新卒一括採用を廃止し、ジョブ型の通年採用を行うことで、適性に合った部署に入ってもらい得意分野を伸ばせる仕組みを作るべきである。同時に企業がジェネラリストに育て年功序列で昇給する仕組みを終わらせることで、給料が上がりやすい仕組みを作るべきである。
背景
新卒の就活は大学の3〜4年生に一斉に採用活動を開始する。特に部署を決めずに一括採用をし、採用後に希望関係なしに必要な部署に配属する。昭和のように、終身雇用で企業がジェネラリストに育てる時代であれば、このやり方はマッチしている。
しかし今は仕事が高度化して専門性が大切になる時代であり、終身雇用も崩壊している。
そのため雇用制度を見直す必要がある。
問題点は、スキルや市場価値が上がらない点と、給料が上がらない点である。
中途採用では、ポジションごとに採用枠を設けて、スキル重視でジョブ型の雇用にしている。そうすることで必要なスキルを持ってる人が適性に合った仕事をできるようになる。
一方新卒一括採用では、学生時代の経験や素質を無視して若手が足りていない部署に配属されることが多い。ジェネラリストに育てられるので市場価値も上がらない。
またジョブ型の雇用であれば、本当に必要な高スキル人材を一本釣りできるため、高い給料を提示しやすい。
しかし新卒一括採用では、活躍できるかわからない人材を大量に取るため、高い給料をオファーできない。また年功序列で昇給していくこともあり、給料が低いままになってしまう。
以上から、必要なスキルや市場価値が上がらない点、給料が上がらない点で新卒一括採用を廃止するべきである。
施策
代わりに中長期インターンを経由したジョブ型の採用を新卒にも導入すべきである。
以下のメリットが挙げられる
1.スキルや適正にあったポジションをオファーできるため、活躍しやすい
2.雇用主も労働者もハズレが少ない。高い給料をオファーするリスクが減る
3.学生時代の経験が生きるため、学生がスキルや学力向上に努める
4.スキル重視のため、市場価値が上がりやすい
中途採用だけでなく、新卒でもジョブ型の採用を浸透させるべきである。
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