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育休復帰までの道#04

こんにちは、ずり這いハンターの双子ちゃまに追いかけられ、逃走中のOchoです。
育休復帰までのカウントダウンが始まった(最初から始まっていたのだけれども)今日この頃。復職に向けて、イヤイヤ始めた準備の日々のあれこれを綴っているシリーズの続編。今回は、母乳栄養についてのお話です。


おっぱいを継続するか、断乳するか

筆者はこれまでほぼ完全母乳で6人を育ててきました。
1歳頃になると、離乳食も進み、日中はほとんど授乳せずに過ごせるようになることもありますが、授乳間隔が開くと、胸は張るし、母乳が溢れ出すし…で、大変なことになります。復帰に向けて、この時期は授乳時間を調整して、母乳の分泌量を少しずつ抑えていく必要があります。

仕事に戻れば、肉体的にも、時間的にも、精神的にも負担が大きくなります。余裕がなくなり、母乳栄養を負担に感じることもあるかもしれません。

また、保育園の方で、母乳を止めるように言われたり、完全母乳の場合でも、搾乳ではなく人工乳を準備するように強制されることもあり、続けられなくなることもあります。

それで、育休明けを目指して断乳を選択するママもたくさんいると思いますが、筆者は、復職した後、どの子も最低2歳頃までは母乳栄養を続けてきました。その理由は、後程綴ります。

断乳するか、継続するか、どちらを選ぶかは別にしても、仕事中は授乳できなくなるのは事実なので、その間をどう快適に過ごすかを考えなければいけません。
母乳の分泌量は、授乳をせずにおっぱいの中に母乳が溜まった状態を続けると数日で減っていくようなので、復帰を見越して、数ヶ月前から準備が必要そうです。

断乳すると決めたら…

復職が見えてきたら、仕事の時間をイメージして、授乳間隔を延ばして、おっぱいを吸わせる回数を少しずつ減らしていく必要があります。
1日何回もおっぱいをあげて、ジャンジャンおっぱいが出ているのに、いきなりピタッと止めるのは、なかなかに難しいようです。

数ヶ月前から段階的に授乳回数を減らし、その分、赤ちゃんの水分補給に気を付けたり、離乳食を進めたりしていくと、赤ちゃんの方の準備もできていくと思います。
夜におっぱいをしている場合は、日中にしっかり身体を動かす遊びをするなど活動量を増やして、夜間しっかり眠れるようにしたり、寝かしつけの担当をパートナーにやってもらって、ママ以外でも寝かし付けできるようにするといいかもしれません。

赤ちゃんは、まだお話できる時期ではありませんが、こちらがお話ししていることはよく聞いているので、おっぱいは卒業することをきちんと伝えて、納得してもらうのも大切ですね。

できれば母乳外来や母乳相談室などに通って、助産師さんに相談していくと、スムーズだと思います。

大人の都合で止めようと思っても、赤ちゃんの方がまだ準備できていないこともあるので、あまり焦らず、一旦止めてみたり、また再開したりしながら、その人なりのペースで進めていけますように。

継続すると決めたら…

母乳栄養を継続するにしても、授乳の間隔は延ばしていく必要があるでしょう。
赤ちゃんの個人差って大きいと思うので、1歳頃でも全然おっぱい欲しがらなくなる子もいれば、すごく執着する子もいるようです。それぞれのお子さんの様子に合わせて、スキンシップを増やしたり、パートナーともしっかり、べったり遊ぶ時間をつくったりして、調整できるといいですね。

母乳栄養を継続するためには、搾乳についても考えておく必要があるかもしれません。日中もまだまだたくさん出ている場合や赤ちゃんが授乳の必要がある場合には、搾乳を準備しておくと便利です。

自宅や職場で搾乳し、専用のパックに詰め替えて、冷凍し保管。必要な分ずつ、保育園にお願いして、授乳してもらいます。哺乳瓶であげることになるので、哺乳瓶に慣れていない赤ちゃんの場合は、事前に練習して吸えるようにしておく練習も必要になります。

搾乳に必要なものとしては、
搾乳機(必須ではないがあると便利、手動か電動か、購入かレンタルか)
搾乳パック(搾った母乳を冷蔵や冷凍で保管する、復帰までに取り扱いに慣れておきたい、メーカーにもよるが冷凍で3~4週間保管可能)
哺乳瓶(保育園のものを使ってくれることもあるが、持参のところある、事前に哺乳瓶で飲めるようにしておきたい)

そして、最低でも確認しておきたいのは、

  • 保育園で搾乳を使ってもらえるか

  • 職場で搾乳し、搾乳を保管できる場所や設備はあるか

筆者の場合は、復職後しばらくは、
出勤前に離乳食と授乳
昼休みに1回搾乳
帰宅後すぐに授乳
というスケジュールにしていました。

職場には、搾乳機を持って行って、搾った母乳は搾乳用のパックに移し替えて、職場の冷凍庫に保管し、退勤時に保冷剤を入れて持ち帰ります。搾乳機は控え室のお弁当などを洗うシンクで予洗いして持ち帰り、自宅で消毒したものを翌日また持って行く。というサイクルを3ヶ月くらい続けました。

仕事中に母乳が溢れてしまうこともあったので、母乳パッドの予備を携帯して、頻繁に交換することもありました。

おっぱいを継続する理由

そこまでしてでも、筆者は育休明けに向けた断乳を選択しませんでした。
その理由のひとつは、避けては通れない「保育園の洗礼」があるから。

初めての集団生活を経験すると、子どもは様々な病原体と接触し、十中八、九、体調を崩します。それが、「保育園の洗礼」

筆者の第1子も1歳になる前に風邪を引き、高熱で食欲も出なかったので、受診しました。すると、小児科医師からは「母乳が飲めているなら大丈夫。ちょっと脱水だけど、点滴はいらないね。しっかりおっぱい飲ませてね」と言ってもらい、安心しました。

他の子どもも1歳前後だと離乳食もまだ進んでいないこともあるし、体調を崩すとぐずぐずと甘える様子も激しく、母乳しか飲んでくれないことがほとんど。おっぱいはよく飲んでくれて、吸わせていれば落ち着いて寝てくれるので、離れられなくなるのは大変ですが、自分も看病疲れが出てこないよう一緒に休むつもりで過ごしました。

体調不良の時のお守り代わり以外にも、仕事から解放され、保育園へお迎えに行き、帰宅した後、おっぱいを吸わせる時、かわいい子どもとピッタリとくっついて授乳するひとときは、何とも言えず、ホッとする癒やしの時間です。
「母乳続けててよかった」と、毎回感じる瞬間です。

復帰するし、断乳しないといけないなぁ…まだ続けたい気持ちもあるけれど…と感じている方、パートナーがそう感じていそうだな…と思われる方は、他の選択肢があることも考えてみてください。

父ちゃん達の全力サポートは必須

父ちゃん達はどういう選択になったにせよ、母ちゃん達が機嫌良く過ごせるように全力を尽くしてください。

断乳になった場合は、断乳~数日は寝かし付けや夜泣きが大変になるかもしれません。何なら休暇を取って、日中にがっつり外遊びの相手をしたり、寝かし付けを替わったりして、サポートしてあげてください。

継続になった場合も授乳間隔の調整のために、日中の遊び相手をする必要があるかもしれません。
復帰後は保育園への持ち物の中に搾乳が加わるかもしれません。帰宅後の母ちゃんと赤ちゃんの癒やしの時間を死守してください。搾乳機の洗浄、消毒は進んでやってあげてください。

父ちゃん達のサポートは絶対に必要です。守護神として、赤ちゃんと母ちゃんをお守りください。

今回は、育休明けに向けた準備の中でも、母乳栄養についてのお話でした。

母乳栄養についての考え方、負担、家庭や仕事の事情は様々。それぞれの方の思いがあるので、どれが正解か、なんてものはないと思います。
全てのママと赤ちゃんが笑顔で過ごしやすい選択をして、育休明けに向けて準備できるように心から祈っています。

今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。
皆さんの経験や感想などコメントいただけると嬉しいです。
では、また

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