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紫雨蓮(清流紫暁)
2022年2月27日 17:40
空より高くとびたいな宇宙は魅力的だもの雲より高くとびたいなお日様たくさんあびたいもの屋根より高くとべたいな風をいっぱいあびたいもの高跳び棒をこえたいの褒められたいんだものあなたの壁をこえたいの猫かぶりは嫌いなのだから私はいつもとぶぽーんぽんぽんぴょーんぴょん
2022年2月20日 17:14
“力強い目”と言うのはこういう事であろうか私は眼下の女性をこう表現する私の目はどんよりと光すら灯っていないというのに貴女の目はそんなにも輝いている!少し茶色がかった髪も目も私と同じはずなのに貴女は白く輝いて眩しいのだ私が何を間違えたというのか普通に働き銭を稼ぎ食って寝るこれの何がいけないのか一人の何がいけない教えてくれよ“さようなら”そう不意に聞こえた声に上を向く
2022年2月19日 20:53
夜明けの太陽が見える少し前雲がぱっと若紫に染まる形、濃淡を変えながら紫がかっていく次第に草、木、川も染めていく水を覗けば優しくあかがめを出した嗚呼、彼方から色がなくなってゆく!嗚呼、美しきものよ!消えないでおくれ!隠れてよいからその姿をまた再び私に見せてくれ!これが私の名前の由来です皆さんにも見ていただきたかった…!
2022年2月18日 18:50
かなしい猫がないている「夜明けを見たい」そうつぶやいて星と一緒に沈んでいったうれしい猫がないている「暗闇を見たい」そうつぶやいて黒と一緒に沈んでいったたのしい猫がないている「泥水が見たい」そうつぶやいて光と一緒に沈んでいった猫は怒っていなかった
2022年2月17日 18:06
サーサー降る雨のかおりが道にはえる草のかおりがどうにもこいしくってたまらない地面を踏んだ獣のにおいが漁協にある氷のにおいがどうにもこいしくってたまらない母が作った手料理のかおりが父が飲んだ梅酒のかおりがどうにもこいしくってたまらない寂しさに流した涙が枯れかけたさくらんぼがどうにもすっぱくてたまらないのはどうしてだろう
2022年2月16日 21:00
猫が何も無い空間を見ている見ている見ているのだナンナロナンナンナオナンナン人の目には見えずとも猫の俺には見えているよどみ、けがれそれは必然的に何も無いところへわたっていく俺達はただそれを見つめているだけよ
2022年2月15日 18:40
木の葉がさーらさら川の流れもさーらさら君の髪の毛さーらさら靡いているも美しいかき氷の音しゃーらしゃら簪の音しゃーらしゃら鳴らした鈴の音しゃーらしゃら君はまってる美しくオクラの星がとーろとろ時間の流れもとーろとろ君のまぶたもとーろとろ眠い時でも美しい風船飛んでふーわふわ君の笑顔でふーわふわ僕の心もふーわふわ溶かされてゆく甘い日々誰もこの甘さを食べることはできな
2022年2月14日 22:28
砂浜に置いて忘れた心臓の声を聴く時、星は燃え星空にわざと忘れた心臓の声を聴く時、草は萌え草原に死んで忘れた心臓の声を聴く時、砂はもえる
2022年2月13日 20:25
ハラリハラハラ 花がまうつぼみが芽を見せ開いてるふわりふわふわ 風がふく花弁が飛び交い真っ白にさらりさらさら 川ながればぁの所に引っかかる春の天気はうらうらと出会いと別れを繰り還すばぁ… ここでは柳のこと。
2022年2月12日 17:49
すがすがしいレモンのなった木がはえているしかし滴る水も私を正気に戻すその実にも色はない何の呪いか分からぬが全てが黒と白の世界夜の帳がおり国外で見ていた双星は世界を晴らそうと青い炎の瞳を輝かせた寛大なる翼は空に翔び空の色をつくり出す夜の帳がはれれば合図ださあさ、夜明けを見にいこうこれが世界の目醒めだ青天の霹靂…突然起こる事変や大事件。青く晴れわたった空に突然雷
2022年2月6日 18:31
狐色から紺色へこんがり染まっていく空をなぞっていくと家の間、消えようとする赤にはっきりとした黒を見た空自体はぼんやりとしているのにその黒は凛としていて闇の中に光が浮かんだ様だった暫くして其処へ行くと反対側鉛色から白群へしっとり染まっていく空にある真っ赤な橙が此方へゆっくり手をのばしていた橙をぼんやり眺めていれば、またも黒が浮かんでいるしかし、闇の中の光ではなかった其れは深
2022年2月5日 18:06
茶色の泥の水たまりそこだけ色も濃くなって月が沈んで光ってる