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最近の不安定な状況のせいか、ちょっとしたことで
腹を立てる人が増えてしまった気がします。

気を許せば許すほど、腹が立つことも増えますね。
ケンカするほど仲が良いとも言います。

でも、
最近はそこから殺人に発展しまうニュースも多く、
今まで溜めていたものが爆発しているような
行き場のない怒りが溢れているような感覚があります。


生きていれば、腹が立つことがあって当たり前。

でも、
例え自分が正しいと信じていても、
相手が自分を不当に扱ったとしても、

大声を出したり、暴力に訴える方法では
状況は悪化するだけで何も解決しません。

怒りやすい人は、どうして、どんな時に怒ってしまうのか
自分の「沸点」を理解して、対応方法を考えましょう。

どんな時に腹が立つのか

・自分を分かってくれないと感じた時

自分はこんなに頑張っているのに、なぜ
こんな目に合わなければいけないの?

誰だって、自分を理解してほしいと思っています。

頑張っている自分を誰かが見ていて、
きちんと評価してくれたらいいな、と。

あなたとの関係が深い人であればあるほど
期待せずにはいられません。

その人に「分かってもらえていない」と感じた時、
失望と共に怒りが湧いてきます。

・他人と自分を比べた時

周囲と自分を比べると、自分の劣っている部分
ばかりが気になって、落ち込んでしまいます。

自分なりに努力しても、常に上には上がいて
不安と焦燥感と、ネガティブな考えばかりが
浮かんで腹が立ってきます。

「私はこんなに苦労しているのに」
「親の援助で生活しているくせに」

あの人みたいに恵まれた環境だったら、私だって…
不公平な世の中に怒りがこみ上げてきます。


・自分の価値観を分かってもらえない時

ニュースにもなりましたが、ポテトサラダを
買おうとした人が「それぐらい自分で作れ!」と
見知らぬ男性に怒鳴りつけられましたね。

『女性は家に居て、家事に専念しているべきだ』

この絶対の価値観を覆す人が目の前に現れて
男性は逆上してしまったのでしょう。

男性でも育児を手伝うべき。
上司のアドバイスはありがたく聞くべき。
時間は1分も遅れずに守るべき。

べき。べき。べき。

他の人も私と同じ考えである「べき」と
信じているから、違う考えの人に会うと
その人が罪を犯しているような気になって
怒りを爆発させてしまいます。


腹が立ってしまったら

・場所を移す

頭がカーっと熱くなったと感じたら。
ひとまず、その場から離れましょう。

出来れば、外に出て深呼吸。

難しい場合は、足の指を動かして
頭に上った血を落ち着けましょう。

そして、
本当にそんなに怒る必要があるのか
鏡を見ながら冷静に考えてみて。


・相手の考え方を理解する

人の遅刻や、意思疎通不足で怒ってしまう人は、
怒る前に「何かあったのかもしれない」と
色々な可能性を考えてみましょう。

なぜ遅刻したのか、どうしてそうなったのか
相手の話もきちんと聞くようにしましょう。

腕を組んだり、威圧的な態度を取らず、
客観的に聞いて、状況を理解して。

あなたがいつも怒ってしまうため、
何かあっても話しづらいのかも知れません。

怒らなくて済むように相手と話し合い、
待ち合わせから15分過ぎたらメールする等の
はっきりとしたルールを決めると良いでしょう。


・ノートを付ける

その時の気持ちを素直に書き出してみましょう。
溜めずに吐き出すことが大切です。

後で読み返した時、こういう時に自分は
怒ってしまうのだと理解することができます。

そして、どうしても腹が立ってしまう箇所(人)
が分かれば、事前に回避できるようになります。




私は、「自分は自分、人は人」と思っているので
周囲が分かってくれなくて腹が立つ・・・
ということがほとんどありません。良くも悪くも。

人に期待しすぎたり、自分の価値観や正義感を
過信してしまうと、小さなことでも腹が立って、
いつも怒っている状態になってしまうのかな・・・
と思います。

本当に変える必要があるのなら、
怒鳴っても暴力に訴えても、何も変わりません。

その怒りの根源を直す活動をするとか、
建設的な話し合いをする方が良いですね。

自分の価値観を押し付けるのではなく、
相手には相手の価値観があることを理解して
中間点を見つけられたらベストです。

自分の怒りと上手く付き合い、その膨大なエネルギーを
自分を輝かせるために使っていきましょう。

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