ありのままの心で

「中庸（ちゅうよう）」という言葉を
聞いたことがありますか？

風水で、陰と陽のバランスが取れた
理想的な状態のことを言います。

人間だと、妬むことなく、軽蔑することなく、
ありのままの自分に満足している状態のことです。

このご時世、ストレスになることもお悩みも多く、
偏らない方が難しいですよね。

偏っても自分で気づいて、中庸に戻せるようになると
悩みや不満がぐっと減るかも知れませんよ。

陰に偏りがちな人は、
家族や友人、他人の世話ばかりして、自分の事は後回し。
疲れて、ひとり泣いたりすることが多いかも。

中庸に戻すには、自分のために時間を取りましょう。

自分の好きな洋服を着たり、メイクに時間をかけたり、
お気に入りのカフェにひとりで行ったり。

疲れてきたら、自分が楽しめる時間を取って、
「私には価値がある」と伝えてあげましょう。

人の幸せや容姿ばかりに目がいってしまうのも、
陰に偏っているサインです。

自分はどう幸せになりたいのか、そのためにどんな
努力をしているのか、書き出してみましょう。

具体的な計画を立てた方が、何をすべきか
分かってきますし、やる気も出ますから。

陽に偏りがちな人は、
周囲と合わせることが出来ず、間違いは人のせい。

「ありがとう」「ごめんなさい」を言わないし、
言われることも少ないのでは？

中庸に戻すには、周りの人に気を配りましょう。

小さなことでも、助けてもらったら「ありがとう」、
迷惑をかけたら「ごめんなさい」と言うクセを付けて。

イライラしてきたら、人はひとりでは生きていない、
助け合って生きていることに気付きましょう。

人の失敗や短所ばかりが目に付いてしまう時も、
陽に偏っているサイン。

誰でも失敗することがあります。失敗から気付くことも
ありますから、心を広く持ちましょう。
短所も見方を変えれば、長所になることが多いのです。

自分や家族、友人の短所を書き出し、長所として
書き換えるレッスンをしてみましょう。
視点や考え方を柔軟にしておけば、
イライラすることも、かなり減るはずですよ。

陰陽のバランスを整えることで、心身に余裕が出来て
自分が本来持っている力を、思いきり発揮することができるのです。

ありのままの心で、今年も乗り切っていきましょう。