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「旦那のすべてに腹が立つ」と、ご相談というか
愚痴だけ言いにいらっしゃるクライアント様。

旦那にもう愛はないけれど、経済的な理由や
子供のことを考えると離婚までは出来ない。

いらっしゃる度に、新しい愚痴が出てきます。
同じ空気を吸うのも嫌・・・という感じ。

結婚するぐらいですから、愛はあったはずなのに
いつから心が変わってしまったのでしょうか。


■どうしてそんなに嫌いなの?

相手の顔を思い浮かべて、腹が立つことを
具体的に書き出してみましょう。

一緒に住むようになれば、
掃除・洗濯の仕方、金銭感覚、食事のリズム、
トイレのタイミング、日々の習慣、歯の磨き方
などなど、全てをさらけ出すことになります。

価値観が合わなくて言い合いになったり、
考え方の違いから学べることもあったり。

そして、
この人とじっくり家庭を作っていこうと思えるか、
違いが多すぎたり大きすぎたりして別れを考えるか、
心が決まっていくと思います。

元々合わないところだらけで、愛もなくて、
でも金銭的な理由で仕方なく一緒にいるのか。

愛はあったのに、仕事や育児などで忙しくなり
すれ違い出して嫌なところが増えてしまったのか。

書き出した理由を見直して、相手のせいなのか、
話せば何とかなりそうか、自分の望み過ぎなのか、
客観的に分けてみましょう。

相手を自分のイメージの中だけで決めつけずに
現実の生活の中で見定めることが大切です。


■夫婦で話していますか?

同じ考え方をする人はなかなか居ませんから、
言葉にして伝えるのが一番確実です。

でも、言わなくても分かってくれるはず。
自分のことを気にかけているなら、気づくはず。
そんなこと、言わなくても普通分かるはず。
・・・
頭の中で言い訳して、分かってくれないのは
相手の努力が足りないせいだと責めたりして。

2人きりでゆっくり話す時間を取りましょう。

日頃から話しておけば、考え方も分かりますから
言わなくても分かることが増えていきます。

話し慣れていないと、言い方がキツくなったり
相手の話を遮って自分を正当化しようとしたり、
議論のようになってしまいます。

・お互いの話を最後まで聞き、落ち着いて自分の考えを言う。
・過去のことは責めず、今後どうしていきたいのか話し合う。
・「常識的に考えて」など一般論を持ち出さないで、
 「2人の話」として「自分の想い」を伝える。

どちらが正しいか議論するための話し合いではなく、
お互いを分かり合うための「気軽な会話」が必要なのです。


■一人で抱え込まないで

感情的になったり、ケンカになったりして
どうしても相手と上手く話せないときは、
カウンセラーなどに相談してみるのも手です。

自分の状況を客観的に見直す機会にもなります。

そこまではちょっと・・・という場合は、
趣味の集まりやボランティアグループなど、
自分の生活範囲から離れたところに個人で
参加してみると息抜きになるかも知れません。

「妻」や「母」から離れた「私」の時間は
とっても必要だと思いますよ。


■離婚もあり

生活費を入れてくれなかったり、浮気していたり、
モラハラやDVが辛くてもう無理だという場合は、
離婚も視野に入れて考えましょう。

お子様がいればなお更、トラウマになってしまう前に
行動することが必要になります。

相手が同意しない場合もありますので、なぜ離婚が
必要なのか、金銭的な証拠やモラハラ・DV的な言動などを
メールや写真、録音などで集めておいて。

NPO団体や無料弁護士相談会に参加して
自分の現状を話してみるのも良いでしょう。


■所詮は他人という現実

そこまでではないけれど、金銭的な理由で
一緒にいるだけという場合は、
出来るだけ距離を取るしかないですね。

「旦那だったらこの位してくれるはず」
「結婚したらこれが普通のはず」という
自分の中の期待を捨て、同じ家に暮らす
「他人」と生活していくだけです。

期待しなければ、腹が立つこともありません。



毎日がんばっているのに、認めてもらえず
当たり前のように文句ばかり言われたら・・・
落胆して、相手のことが嫌いになってしまいますね。

相手も同じ気持ちかも知れません。

一生懸命に働いて帰ってきたら「もう帰ってきたの」
「少しは手伝ってよ」と怒られたりしたら・・・
感情的に言い返してしまうかも知れませんね。

話してみないと、お互いに抱えているものは分かりません。

素直な気持ちを伝え合えば、意外とかんたんに
解決できることもあるかも知れませんよ。


どう話して良いか分からない、相手の気持ちや
状況を知っておきたいという方は、こちらまで
ご相談くださいませ。

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