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「かまってちゃん」と呼ばれる人がいます。

自分を見てほしい、構ってほしいという思いから
周りの関心を引こうとアピールを繰り返します。

他の人の助けが必要な時に、とっても優しくされたり
わがままを聞いてくれたりすると、その心地よさを
求めて何度も助けをお願いしてしまう。

「かまってちゃん」という状態になってしまうのは、
人に優しくされたいから。注目されたいから。

愛されたいから。かまってかまって!と依存して、
止め方が分からなくなってしまうのです。


どうして「かまってちゃん」になってしまうの?

生まれつき、「かまってちゃん」の人はいません。

家族からの愛情が足りなかったり、邪険にされたり、
トラウマがあったり、自分の価値を感じられずにきた人は
「かまってちゃん」になりやすいかなと思います。

普通の家庭では、一緒にご飯を食べたり
話したり、ふざけたり、寝たりする中に
何の駆け引きも必要ない、無条件の安心感があります。

成績が悪くても、いたずらしても、
「しょうがないな」と愛してくれる
無条件の愛があります。

でも、これらが欠けてしまった環境で
育った人は、自分に対する自己評価も低く、

「私は幸せになる資格がない」
「私には愛される価値がない」

とネガティブなイメージばかりで
自分を捉えるようになります。

私たちの中の「かまってちゃん」の芽

辛いことがあった時、独りになってしまった時、
誰かが優しく助けてくれたら。

その優しさに触れたい、かまってほしい!と
気づかないうちに「かまってちゃん」が
自分の中で育ってしまうかも知れません。

ちょっと自信を失ったり、
自己評価が低かったりするのは
誰にでもある事ですから。

「私は大丈夫」と思わずに・・・


「かまって共依存」の悪循環

「かまってちゃん」気質の人が
パートナーを見つけて、気が付いたら
「かまって共依存」に陥っていた・・・
という事もあります。

「愛してるよね?私がいないとダメだよね?」
とパートナーにべったり寄りかかり、
常に確認している人は要注意です。

悪化すると、自分だけを見てほしくて
自分を傷つける行為もあり得ます。

寄りかかられた方は、
「私がいないと」と甘やかし続け、
共依存がどんどん悪化していくか、

両方が「かまってちゃん」になってしまい、
お互いに寄りかかり合い
共倒れすることもあります。

「かまってちゃん」は一緒にいる人に
多大な影響を与えます。

どれだけ優しくされても、愛されても、
根本から原因を理解し、直さなければ
常に不安な状態は変わらないので、
このまま上手く行く事はまず無いでしょう。


「かまってちゃん」の克服方法

常に不安で、いつも人の気を引こうとしたり
友だちが距離を空けるようなことが続いたら。

自分の生い立ちから振り返り、なぜこんなに
常に不安なのか、原因を探る必要があります。

小さい頃から今までを振り返り、何が怖かったのか、
トラウマになってしまいそうな事は無かったか、
思いつく限り、不安の種を書き出してみましょう。

いつ、何に不安を覚えてしまったか、どんな不安なのか
メモを取ると、自分の行動を冷静に捉えられます。

辛い作業ですが、自分が長年抱えてきた
不安や喪失感に気付かなければ、
「かまってちゃん」気質は変わりません。

カウンセリングも悪いものではないですし、
私のような占い師にご相談いただければ
精一杯お手伝いさせていただきます。


「かまってちゃん」の対処法

まわりに「かまってちゃん」が居て大変という人は。

かまってかまって!と寄ってきても、
過剰な反応をしないことです。

仕事などでどうしても避けられない場合は、
あえて仕事をお願いして、それが出来たら
「さすが!」「すごい!」など褒めてあげて。

家族や身近なところに「かまってちゃん」がいる場合、
「あなたを尊重しているよ」という意思表示を
してあげましょう。こまめに「どう思う?」と聞く。

自己評価が低く、人から求められていないと
潜在意識で決めつけてしまっている事が多いので、
対等に、他の人と同じように扱えば良いのです。

関わり過ぎると、引き込まれて自分も
「かまってちゃん」になってしまったり、
イライラとストレスが溜まってしまうので、
あまり相手し過ぎない方が無難です。

まだまだ不安定な状況で、心の不安を落ち着かせるため
「かまってちゃん」が暴走しやすい時です。

自分と真摯に向き合い、自分を愛してくれる人を再確認して
お互いを尊重し、成長していける人たちと付き合っていきましょう。

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