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会社の蛇口の話

何か悲しい話題ばかりなのでたまにはちょっと変わったお話を。
過去に実際に起きた話書こうと思います。
ただ身バレする恐れがあるのであまり詳しくは書けませんが…

介護関係の職場で直接介護に携わらない仕事をしていると自己紹介等でも度々書いております。
そんな日々を送っているとたまにびっくりするような話も出てくるわけで。

ある日会社の食堂台所の蛇口が一つ新しくなっていた。
蛇口でも壊れたのか?と食堂の人に訪ねたら話が長くなるがこう答えてくれた。

この日は食堂の当番が2人。この話をしてくれている人ともう一人年配の人。しかしそれがまたクセの強い人。
利用者さんの食事配膳でバタバタしてた時にのんびりと食器を洗っているクセの強い方。配膳作業が優先なのにと「洗い物は後でいいから配膳手伝って!」と少々怒り気味で声をかけたそうな。
そのクセの強い人はここで仕事をしてそれなりに長い。配膳の時間とかも当然わかってきている頃だ。仕事の要領が未だに掴めないのかはたまた手抜きをしたいだけなのか、手伝って欲しい時は声をかけないとまず来ないらしい。
とりあえず手伝いには来てくれたが洗い物している台所の蛇口が開きっぱなしで熱湯の蒸気が凄い。
どうやら下ごしらえに使う鍋にお湯を入れてたらしい。
急いで蛇口を止めるよう言うと台所に行き何を思ったかお湯の入った鍋を持ち上げた。

するとこうなった!


ありえない光景となった食堂台所

何と熱湯が蛇口からではなく蛇口の取っ手のあった付近から噴き出し始めたのだ!
この話をしてくれているおばさんはびっくり仰天!配膳で忙しい時間に更に蛇口が壊れて熱湯が噴き出し食堂の台所が蒸気だらけになった。尚蛇口を壊した張本人は「あら?」という感じになり呆然としている。
ここで、食堂台所の蛇口本元栓を一時的に閉めて応急処置をしてから再び開けるようにすればいいのだが、突然のことでパニックになりとにかく熱湯の噴き出ている蛇口そのものを閉めようとおばさんは躍起になった。
自力ではどうにもならず結局は機械とかに強そうな介護職の人に助けを求め一時的にだが蛇口からの熱湯噴き出しは収まった。
後日業者の人の手により今の新しい蛇口になったと。

さて蛇口を壊した当の本人「あれは寿命だったのよ」と言っているが、蛇口がああなった原因はお湯の入った鍋を持ち上げる際蛇口の取っ手(レバー)に鍋が当たった際下から上に過剰な力がかかりその結果耐えきれず蛇口のレバーが破損し熱湯が噴き出した、と言う訳。

故意の破損ではないため弁償とまではいかなかったが蛇口ぶっ壊れ事件として食堂の話題に暫くあがった。

記事購入及びサポートは少額の時は主の仕事の合間のコーヒー代、金額が多い場合進学している子どもたちの学費等に使わせていだきますm(_ _)m