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『鼻血がでた』

鼻血がでた。
これは事前に言われていた抗がん剤治療の副作用のひとつです。
しかし、たら~とたれるような鼻血ではなく、鼻クソ混じりの凝固した鼻血でした。鼻をかむとすこし赤いかな、程度のものです。『骨髄抑制』という副作用だそうです。血液を造る働きに抗がん剤のダメージが蓄積してきたのでしょう。

もうひとつの副作用についても教えましょう。
この副作用は実は抗がん剤治療の初日からありました。最初は半信半疑で様子を見ていたのですが、もう、副作用で間違いないでしょう。
抗がん剤治療をすると『おなら』が臭いです。日を追う毎に確信に変わりました。私の部屋は湯治場なのか。そんな疑問がわくほどの硫黄系とニンニク系とオニオン系の3種が暴れ回る臭いです。『おならPerfume』です。いいトリオです。こいたとたんにプラズマクラスターのランプが赤色に変わります。マッハのスピードで変わります。布団の中でこいても濾過しきれずに一瞬にして部屋の中はおなら臭で汚染されます。

私はそれでも『抗がん剤治療通院組』なので、被害に遭うのは私と家族だけで済みます。でも、『抗がん剤治療入院大部屋組』の方々は大変でしょう。かなり気をつかうのではないでしょうか。おならの回数も3割増しのはずですから。

私の『おならPerfume』対策は珈琲の匂いの線香をがんがん焚く。これ一択です。珈琲の匂いによって『おならPerfume』が整います。トリオのダンスがシンクロするように。

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