『自堕落静養日記。九月十日』
抗がん剤治療が二週間の延期となった。
好中球の値が低すぎるということらしい。つまり、私の免疫力は底をうっているという状態だ。「抗がん剤が効きすぎているようですね」と、言われた。
今の私は、風邪や肺炎に罹患しやすい。けれど、抗がん剤はしっかり効いている。なんとも悩ましい。抗がん剤治療中に、好中球の値が下がる副作用はよくあるという。そして、好中球の値が下がったほうが、五年生存率が高くなるというエビデンスもあるらしい。
何度も書いているのだけれど、私は六月と九月に体調不良になる。梅雨と秋雨のせいだと思っている。故に、こうなることも頭の片隅にはあった。
好中球の値を上げる食べ物で検索をかけた。それはないらしい。バランスのよい食事を心がけるほかない。
何か、自らわかるバロメーターがあるといいのだが。取りあえず、上半身の発疹の観察から始めてみようか。
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