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『いじめしごく60日目』

『がんかわいがり』60日目がはじまる。
おそらく、6月頃になれば『CT』『MRI』『レントゲン』等の検査をやるのだろう。前回は3月頃だったはずだ。それまでは、この『がんかわいがり』に、有用性があるのか誰もわからない。

たまには『がんかわいがり』の説明をしよう。
私のエッセイには、不勉強による『せいのほう語』が多い。これは禁じ手だ。私は、文章から重さを取り除きたい。全うな評価を得たいならこんな文章でエッセイを書いてはいけない事は知っている。でも、かるくしたい。
『がんかわいがり』とは、抗がん剤治療の言い換えだ。相撲界の悪習であるところの『かわいがり』からきている。

相撲界では『かわいがり』の名を借りた『いじめ』『しごき』があった。
死者もでている。一昔前の相撲界の悪習がいまはどうなっているのか私は知らない。そんな語を拝借している。『がんかわいがり』は、がん細胞を、かわいがってくれる。それだけならいいのだが、『がんかわいがり』は正常な細胞をも『いじめしごく』こともあるのだ。ぴったりなのだ。

突然、使わなくなる語もある。例えば『ゲリラー』だ。『ゲリラー』という語に私が飽いた。また、『腹下り』『腹下し』としても、文章に重さが出ないことがわかったからでもある。

そう、私は下痢止めの限界を知った。
これからは、整腸剤の探求に力を注ごうと思う。下痢止めに比べて、整腸剤の種類は豊富だ。それは、1日2日で効果がでるものではない。最低1クールは飲もうと思う。さすがに『腹下り』に拍車がかかれば止めるが、現状維持なら『良』としよう。飲んだ瞬間「ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる」と『腹鳴り』がしたらどうしよう。「ぎゅるぎゅるぎゅるぎゅる」にあわせて踊ろうか。難しい踊りになりそうだ。

私は納豆とヨーグルトの限界を知った。
その、納豆と私が好んで食べていたヨーグルトに入っていない善玉菌を、整腸剤から摂取するところからはじめよう。まず、近々の優先順位を決めなくてはならない。
1。腹下りを止めること。排便回数3回以内。
2。頭の中身を正常に保つこと。正しい判断を下すこと。
3。肛門括約筋を鍛えること。鍛えないと、漏らす自信があるからだ。
4。安心して、自由に外出できるようになること。散歩。
5。ツーリングに行くこと。

近々の優先事項に癌を直すとか直さないとかはどうでもいい。自覚症状のない病気は後回しでいい。だから、グルテンフリーだろうがなんだろうが、もう、どうでもいい。『腹下り』が止まれば、極論。発がん性物質を食べる事でもなんでもいいと思っている。がんのまえに『腹下り』で私は精神を病む。数日『腹下り』がつづくと「シャンシャングリランシャングリラン」と、頭の中で音がするからだ。
なんとか、『鬱鬱不安頭』の薬でそれは抑えられているが、いつ決壊するのか私にはわからない。

まあ、加工肉や揚げ物で『腹下り』が治まるとも思えないので食べないけれど。アメリカンドッグは解禁するかもしれない。整腸剤の『ビオスリー』を取りあえず、本日から飲む事にした。『ファスティングフェス』の最中でもある。これは『カロリーメイト』の力を借りよう。あの『パサパサ感」と栄養が私には必要だ。グルテンどうこう言ってる場合ではない。

できるだけ、皆さんの参考になるように商品名は隠さないようにしたいと思う。これは私の体調に、合う、合わないの話だからだ。決して悪口や誹謗中傷ではない。だから、『ソイジョイ』は一休みだ。豆類全般が一休みになる。赤飯も大福も一休み。枝豆も控えよう。袋の口が開いたアーモンドもある。これは一気食いすればいいか。私の大好きな『ごんじり』も食物繊維が豊富だ。1日3本としよう。




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