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ギリシャ像の股間から裏打ちされた日本人のエリート性

ちゅーい。超下ネタで進めていきますので(タイトルですでにお目汚し)、それでもよかったら読んでってください!

お久しぶりですね。大学所為でございます。

いやはや。書かなきゃなー書かなきゃな―と思いつつ、試験なり帰省なりでいろいろあってひと月ほど空いてしまいました・・・。

いやー。待ってもらってただろうに申し訳ないなー。(うぬぼれや)

でも、noteを更新してない間に、いろんなことがあったし、たくさん本を読めたのでネタのストックはできました。面白くできるように頑張ろう。まぁフォロワーが増えたらやる気が増してもっと面白くなるんだけどなー(チラッ)

前置きと言い訳はこのくらいにして、今回は「ギリシャ像の股間から裏打ちされた日本人のエリート性」ということで、面白かった本とその知見についてお話ししようかと思います。

その面白い本とは


「世界金玉考」


タイトルからして面白そうでしょう。この本は要約すると、

ありふれたものであるのに、真剣に考えられることがない「金玉」について、生物学的、言語学的、医学的、文学的、歴史的、芸術的にアプローチを試みた、本邦初の「金玉本」です。

見かけた瞬間すぐレジに持っていきました。絶対面白いんだもん。しかも出版元が「左右社」なんですよね。絶対狙ってるよね。

出版社名まで楽しめるこの本、満足できる情報量とびっくり度で、個人的評価はだいぶ高いです。早く誰かに教えてあげたい。

そんな良書(奇書の間違い)のなかでも、無茶苦茶気に入った話があるので、是非とも語らせてください。その名も

「ギリシャの彫像は右の金玉を高くしがち」



です。下ネタ雑学として話せるだけでなく、厳かな博物館の中でも素面で言える情報ですので、是非とも覚えていってください。実際僕は家族の前で披露して、なるほど半分きもい半分でした。でも覚えていってください。

では試しに、ギリシャ像の画像をいくつか見てみましょう。

アポロン像


ヘルメス像


エルメス像



するとどうでしょう。どの彫像も、右の金玉を高く、左の金玉を低くしているではないですか! しかも、左は右よりはるかに大きい

実際に、「マクマナス医師」という”イグ”ノーベル賞を獲った方のデータを見てみましょう。


やはり右の金玉をより高い位置に置く像が多いことがわかります。しかも、逆に左の金玉が高い像は、左右が均等な像より少ないということまでわかります。

ここまでデータに現れれば不思議ですよね。どうしてギリシャ人はこのようなことをしたのでしょう。それには「人間のつくり」「ギリシャの性別観」が関係しています。気になるでしょ。

人間の体のつくり


本著によれば、人間はそもそも男性の金玉は金玉の位置が、右利きの人は右の金玉が若干高く、左利きの人は左の金玉が若干高い傾向にあるそうです。(結構議論が分かれてるっぽい)

これは、世の中に右利きが多いから、ギリシャ像の右金玉が上になりがちだと納得できますね。ギリシャ人もこれを観察したうえで彫刻したのでしょう。

しかし、ここからが問題。すでに解剖学などで分かっていることなのですが、実は「右のほうが若干大きく、重い」らしいのです。


「ギリシャの性別観」


                          ハァ? 
ギリシャ像では左のほうがデカい言ったろ
             ギリシャ人大したことないな

まぁまぁ落ち着きなさい、心の中のニコ生民。そこで『世界金玉考』で紹介された考察です。

古代ギリシャにおける左右の象徴性のせいである可能性も考えられる

感の良い方はもうピンとくるのではないでしょうか。続いて引用します。

右は男性的、左は女性的と考えられていたからである。たとえば、男の赤ちゃんは右の(高い位置にある)精巣から来たと推定され、女の赤ちゃんはその逆と考えられていたのである。

そのためか、ギリシャ像は男を象徴する右の金玉が高く、女を象徴する左の金玉を低くしたのだろう。というのです。

はえ~~! めちゃくちゃ面白い! 確かに、古代ギリシャは男女の立場を明確に分ける文化だったとよく聞きます。現代の価値観で男尊女卑と認識するのは違うでしょうね。でも、古代ギリシャの象徴性が関係しているとは言えそうです。

ギリシャ像の見る目変わったわ。もっとも、股間しか見なくなりそうだけど。

この本では左右共に大きさは変わらないと考えているためか、位置に注目しているため「なぜ左のほうが大きいのか」という問いはありませんでしたが、納得感も相当ありましたし、暇があったら調べて自分なりの答えを作るのもよさそうですね。

今回、ギリシャ像の金玉の話が広がりすぎて、他に描く内容が入りきりませんでした。ので、またいつかの記事に「赤ちゃんが女の子から男の子になる瞬間」とか「いかにも大事そうな宦官の『験宝』」とかを書こうと思います。気になる人はぜひ金玉本買ってみてね。

タイトルの金玉余談


余談ですが、ギリシャでは性器は大きいより小さいほうが良いと考えられていたそうで、多くのギリシャ像にもよく見られるそうです。

なんでも、大きい男性器は愚かさ、欲望、醜さを表し小さければ小さいほど合理的で知的で権威がありクールであるのだとか。

試しに、有名なダビデ像を見てみましょう。


ゴリアテ戦のダビデ像

ほら! ちっちゃい! 小さいことで権威や知性を表していたのでしょうね。金玉の位置も若干左が下のタイプの像ですね。そんなはっきりではないかも。期待していた方はミケランジェロに言ってください。

まぁこのダビデ像に関しては、2005年に「ダビデ像の股間が小さいのは、ダビデがゴリアテを見てビビっていたからだ」という論文が出たそうなのですが。かっこいいのかヘタレなのかはっきりしてほしい。

面白いのは、現代の巨〇主義とはてんで逆なところですよね。でも、これで光が見えている人もいるはず。股間が粗末でしょぼくれている皆さん。安心してください。大きいやつなんて結局、愚かで、欲望まみれの、醜いやつなんですから! 

まさか。日本人はものが小さいで有名ですがもしや、ギリシャ人から見れば日本人は知的エリートの集まりなのでは・・・!?

日本の短小で悩んでいる皆さん! 落ち込む必要はありません。短小は、惨めなものどころか、知性と権威を表すエリートの印なのです! 

誇っていい! 罵倒されていいわけがない! あなた方を蔑む奴らは、あなたより愚かで欲深い、愚かな連中なのです! 巨根なんか最悪です! 魔王ですよ! 

サプリなんて、人間を貶める麻薬なんです! 今こそ現代の巨〇主義を打倒し、短小のあるべき名誉を取り戻すときなのです! 

日本という短小大国のなかの一握りのエリート、そのあなたたちが! 世界を変えるべきです!




僕は仲間にしないでください!

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