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複【語】業のススメ。

今、世の中は「副業」ではなく「複業」と言うのか。知らなかった。ニホンゴムズカシイデスネー。まずはそこから。

私は今、保護者ビザでマレーシアに長期滞在している。日本の社会を正直あまりわかっていない。ビザの関係でマレーシアでマレーシア企業からお金をもらう働き方をしていない。というか出来ない。なので綿密には「業」ではないんだけど、「複業」スタイルについてのnote募集を見て、でぜひ伝えたいことがある。それは

「日本語以外でプロジェクトに関わる複業、いわゆる

「複【語】業超オススメ」

である。

日本式だと、何かプロジェクトが始まる時、強いリーダーシップは叱咤と共に存在すると思う人がいたと思う。特に私のような年をとった前世代の人間からすると「苦労から全て始まる’」的な考え方でプロジェクトが進む。リーダーの指示がわからない場合は推測し、先回りする必要があった。

私は入れてもらってる人間なんだから、怒られて当然。勉強、勉強。でも、怒られるって辛いね。涙涙。

そしてこちらに転居して、私自身アート関係でプロジェクトに関わることが増えてきた。ただでさえ、コミュ障の私はもう全身の毛穴が開きっぱなしになるくらい緊張して英語のコミュニケーションに参加している。そしてチームで何か作業を行う度に、自分がわからないことを聞くたびに、「本当あいつ使えねえ」「あいつの英語超変」って言われてるに違いないって正露丸を抱えて寝る位、胃がキリキリした。

常に緊張しまくってる私に、プロジェクトの中心のメンバーが見かねて声をかけた。あ、メンバーから外されるんだ。私はぐっと泣きそうになった。

しかし。全然話は違った。

「あなたが私たちができない部分ができるから、今一緒にプロジェクトに参加してる。あなたの仕事はとても素晴らしいのよ、もっと自信を持って」

「そして自分の状況をもっと話して。私たちはあなたにとても助けられてる。だからあなたのことも助けたい」

正直、びっくりした。私の代わりなんていくらでもいるって言われると思ってた。なのに私の存在そのものをこんなにストレートに褒めてもらえるなんて!

言葉の文化の違いなのかもしれない、仕事の進め方の違いなのかもしれない。でも、こんな風に褒められたことなんてない。

指摘と叱咤は違う、討論と喧嘩は違う。今まで日本語でしか仕事をしたことがない私には驚くことばかりだった。

「複業」とは複数の仕事をって意味だと思う。あえて、違う言葉「複語」で、ぜひ日本語とそれ以外の言葉で仕事(私の場合はプロジェクトだけど)に関わるということを全力で若い人もそうでない人にもオススメしたい。多くの発見があると思うし世界が格段に広がる。そしてそこでの発見はそれぞれの関係に素晴らしい刺激を与えてくれる。

復業を始める時、是非復語業も視野に入れてみてください。