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1つの失敗に対して全体で声をあげるほど私は強くないと改めて感じたので書いておく。


みんな、強いなあって思う。


cakesで心痛める炎上がありました。そこでcakesの課金を止める、cakesと同じ経営母体のnoteをどうしようかという意見を各方面で見かける様になりました。


ちなみに私はnoteを止めるつもりはありません。止めるという意見の人に意見をするつもりもありません。私自身は「みんな更新や課金を止めるべき!」という意見には賛成できません。その意見は「連帯責任の強要と私は感じるから」です。それは私が運動部出身だからかもしれません。


心がえぐられる様なニュースがありました。

もちろん日本で禁止されている薬物の使用はいけません。薬物の使用に関与した学生は反省と対応と治療を受けるべきだと思います。しかし、全員が連帯責任を受けるべきなのか、というと私はそうとは思えません。


なぜなら部というのはあくまでも団体であって決して1つのコミュニティではないから。自分が大学時代運動部に所属していたのであくまでも経験談ですが「たとえ30人程度の運動部でもいくつかのコミュニティに分類があり全体がわかる人なんていない」。当時部員内で社会的制裁に発展する様なトラブルがあったのですが私は一切知らなかったです(コミュニティに入れていなかったからというのもある←当時からコミュ障)。

結果として知らなかった(関係なかった)数名がそのトラブル処理を引き受けることになったのですが、すごく辛かった。各方面から「本当に知らなかったのか?」と責め立てられたのもすごく辛かった。その辛かった想いだけは何十年も前ですが今でも鮮明に覚えています。


つまり、全体がわかる人なんて誰もいない。側で事件があったとしても全然知らなかった人も多い。でも外から見るとその団体を1つとして捉え、(1つと自分で勝手に設定した)団体との関わり方を1対1と捉えて意見する人がほとんどです。


今、声をあげてる人はなんて強いんだろうって思います。私にはとてもじゃないけどできない。私は自分の存在がそんな大きな存在と対等で考えられない自己卑下体質だから。直接関与してないけど外からみたらその関係者に見える存在になったことで外部から責められるのがどれだけ辛いかわかるから。


繰り返しますがcakesの炎上の件は私もとても悲しくなっています。相談者さんの心と環境が少しでも良い方向に向かうことを心から願っています。

そしてcakesの編集部さんの謝罪と改善について私は今回は信じてそして小さな存在ですが見守らせて頂きたいと思っています。



事例としてあげた東海大学の件に対しては教育機関としての対策と同時にここに関わってる人に対してのケアをお願いしたいです。個々がみんなそれぞれ深く傷ついているのが現状だと思うから。


私は私の見える範囲で出来ること、手を差し伸べることを淡々と続けることしかできないです。私は、小さな世界でしか生きていけない弱い人間なんだと思います。