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【#大同電鍋 】 「遠隔電鍋プロジェクトー介護と電鍋」:走り出したら止まらないぜ。彼女の創作意欲に火をつけろ!


走り出したら止まらないぜ 今夜も電鍋伝道師さあ。懐かしいですね。横浜銀蝿。


さて、「遠隔電鍋プロジェクトー介護と電鍋」第一回ポトフ版は大好評のうちに終了。そしてnoteも数多くの方に読んで頂きありがとうございました。


大同電鍋は今若い人やタレントさんが注目してるお鍋なので、メディアに出ることも多くなりました。なので使い方やおしゃれ料理は若い方にお任せして、私は実母のような「高齢者」や息子のような「初めての自炊」に使うとええでという使い方方面にフォーカスしたいと思っています。


「遠隔で親と一緒に同じ電鍋で同じ料理を作る」というのは考えてみればとてもシンプルなアイデアですがあまりやってる人がいなかったようです。なんと公式垢さんにも(事前にお声掛け頂いた後で)ご紹介頂きました。感謝感激です。


さて、電鍋がすっかり気に入った実母ですが、日本で台所を長年預かった人故のことを言い出しました。


「使った後は片付けなきゃね」


ここで思うのですが、モノを仕舞い込んだ高齢者は次のきっかけがないと再びモノが出てきません。いや、これはね、しょうがないと思うのです。まず「新しいものを気に入ってもらう」という最初の関門は突破できたので次の関門「新しいものを使い続けてもらう」に取り掛かることにします。


早速実母にヒアリングです。普段のご飯はどんなものが多いですか?


1:夜はご飯は食べずにスープや味噌汁などの汁物と野菜
2:2日くらい連続して食べる


そうですかそうですか。では面白いスープの本があるんですよ。と、色々お世話になってる有賀薫さんの本を速攻で送った。今回はこの2冊。


なぜ速攻で送ったのか。それは実母のような高齢者は基本「子供に指図されるのを嫌う」。そして我が実母は突き抜けるほどの聡明さを持ち合わせている。彼女は本を読むことも大好きだし、新聞を読むことも大好きだ。


実は私はモルカーの大ファンなのですが、母に「モルカーって可愛いアニメがあって」という話をしたら「新聞に載ってたので読んだ」と知っていました。そして私の熱いモルカーへの愛を聞いた後、再びモルカーの話になったら「特集があったのでしっかり読んだ。なんか美大で頑張ってた人で外国で賞も取った若い人が作ったんでしょ?」とそこまで知ってたんですよ。すげえ。


ちなみに実母の推しモルはシロモちゃんです。お気に入りは第2話だそうです。


話を新聞に戻しましょう。そこでこの2冊の本を送ったよ、この人のレシピは電鍋で作ると楽しいんだよと教えるとなんと


「新聞で見たことある。いいなって思ってた。好きな料理家さんよ。レシピを切り抜いてたわ。」


すげえ情報収集に余念のないアラエイティ。有賀薫さん知ってましたわ。。そこで本を是非楽しんでほしいと伝えました。まだ出来ることが多い高齢者に対してこうしろああしろと言うとやる気が削がれます。そりゃそうです。自分が幼稚園に送迎してた輩に指図されたら普通イラッとしますよね。ここで一番大事なのはやる気。走り出したら止まらないぜ気分になってもらうことが一番大事。


そして自分だけではく「あなたが助けてくれてるんですよ」モードを同時進行させることもとても大事。「今度はこの本のレシピから一緒に作りましょう、あなたの孫に作り方を教えてもらわないとね」と提案しました。実母、乗り気。


その後、日程調整どうしようかねって思っていたらなんと


「きゅうりのきゅうちゃん入りの肉団子を作ってみました」とメッセージが!しかも写真付き!

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きっとこれはこの本のレシピ「瓜子肉丸」のこと。。。すごい!ちゃんと本を活用してる!!!(それにしても肉団子を「肉丸」って可愛い)


すごくないですか。1つの家電が来ることでまた1つ新たなレシピが追加され、それが拡散されるこの美しい流れ!

ちなみに公式サイトにも作り方が動画で紹介されてましたね。団子にしなくてもいいのねん。


その後は実母はちょとお疲れモードの様なので、なかなか日程調整ができていません。ここで焦って押してはいけません。でも放っておくのもいけません。まずは実母が「やってみたい」と思うような料理を私が作っていきたいと思います。楽しい雰囲気を感じてもらいやってみよって自然に思ってもらえるように、電鍋をネタにコミュニケーションです。特に、今はCOVID-19で不安も多い時。不安なネタばかり話してると心身が不安で溢れてしまいます。健康的なものを作って食べてバランスをとりましょう。


実母とのコミュニケーションのネタとしての「電鍋」。あらゆる可能性を感じるのでとても楽しみです。


ダンスに誘うならまず私が楽しまなくっちゃね。