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日本でコンピューターおばあちゃんなるため必要なこと。

「コンピューターおばあちゃん」って曲、覚えていますか?

今やPerfumeも歌っている!

20世期、そしてバブル期。日本は高度成長期。すべてがずっと成長していくと、みんな信じていました。人は老いていけばテクノロジーの波に乗り、ずっと生きていけると信じてました。

でも、今の日本にそういう空気を感じることが出来ません。みんながコンピューターおばあちゃんになれなかった。そういう時代遅れのことを「old school」っていうそうです。日本の高齢者の大半はオールドスクールかもしれん。

なぜでしょう。

1 : 「知らないことを聞くことは恥ずかしい、迷惑をかける」と思う

日本では「知らない」ことがとても恥ずかしいと思う傾向がありますよね。私自身も知らないことを聞く時(めっちゃ迷惑)って思われてると思い込んで毎回震えています。でも、もしそうなら「電話で聞かず、メールやチャットで質問する」と難易度どん!って下がるのでオススメです。親御さん世代なら文字で質問をする練習をしましょう。そして「文字で疑問点を整理して文章化すると、自分の疑問点がより明確化になり解決に格段に近づきます!」これは個人的にすごくオススメします。

2 : 「新しいテクノロジーに触れる手持ちのお金がない」

新しいテクノロジーを!って言ってもこの近年、手持ちの自由になるお金が格段に減っているのが日本の現状ではないかと思います。できればテレビからだけではなく、別の手段で情報を伝え合うようにしたいものです。親御さんと疎遠の方、親の口出しがうるさいなあと思っている方、これを機会に親御さんに前世代のiPadをプレゼントして、簡易セットアップしてあげるのはいかがでしょう?そしてそこで一緒にセットアップして自分で情報を取ってもらうのです。(ここでは必ず自分でセットアップしましょう。こちらが接続状況を把握できる環境だと親御さんの変化を感じ取ることが出来ます)。

3 : 「この世代はこうあるべき」という前世代の意識が残っている

これは新聞、テレビ情報だけに触れているとそう思う傾向が多くなります。なので一緒にTwitterアカウントとか作って動向をチェックするのも楽しいですね。でも親がネトウヨになるとかそういう危険性もあるので、2と同様、接続状況を随時チェックすることはぜひオススメします。これも親の介護などの1つだと思いましょう。メッセージのやりとりを習慣化すると、変化に早めに気づくことが出来ます。将来を考えると、とても大事なことです。

では。親御さんにはどんな行動をしてもらうか。

「違う世界にいく」これしかないと思うんですよね。この違う世界というのは「英語」や「中国語」の世界。そして「プログラミング」の世界。重なってててもいいし、それぞれでもいい。親御さんが別の言語やプログラミングするというのはすごく新しい世界の仲間ができていいと思うんです。私たちがその親御さん世代にできることは、「これを覚えなさい!」という強制ではなく、彼ら、彼女らが楽しめる新しい場を作ること。そしてその場を少し遠くから見守ること。

東南アジアや華人のコミュニティってそういう複数世代のコミュニティ作りが日本より上手いと思うんですよね。(日本人からしたらうざいなあって思うかもしれないけど)濃くて緩やかなつながりは本人にも、家族にも安心と信頼を与えますよね。日本だとゼロか100になってしまいがち。ここを上手に相互が調整できたらきっともっと、うまく行く。

以前の日本は「会うことが一番いいこと」と思っていた節がありますが、現世代から「会うことが一番ってわけじゃない」って認識が浸透してきたと思います。この変化をうまく拡散できたらきっともっとうまくいくのでは、と個人的には思います。

こんな風なおばあちゃんに、私は、なりたい。