其の31　「下手の考え休むに似たり　とは限らない」

下世話かな　　　（げせわかな）
手尽くし試す　　（てつくしためす）
考えに　　　　　（かんがえに）
休め宣う　　　　（やすめのたまう）
似非のよそ者　　（えせのよそもの）

素人や初心者が
何かを始めたときに
ああでもないこうでもない
と試行錯誤しているところに

玄人や上級者が
横から口出しして妨げる

こうしてやる気を失い
脱落していく
よく見る光景です

楽しそうだから始めたのに
あれこれ口出しされると
本人はどう思うでしょうか
素直に聞ける人もいれば
好きにやらせてくれ
と反応は色々です

他人の言うことを間に受けて
やり方を変えて上手くいかなかった場合
やり場のない思いが生まれるのは
誰でも経験あるでしょう

自分なりに考えに考えたならば
その結果がどうなろうとも
納得がいくものです

つまづいてケガした時
あらぬ方向に進んでいる時
そういう時には手を差し伸べて
あとは自主性に任せて見守るだけ

考えることは無駄ではない
はた目には馬鹿げていて稚拙な考えでも
思考停止で考えないよりは
はるかにマシです
誰だって最初は素人
考えた人のほうが先に行く

最初は馬鹿にされる言説も
いずれ主流になる可能性だってある

そんな想いを持って
いろいろ書いてます

其の1　「自由人讃歌」
に書いたように
誰かに認められなくても
自由にできるのが一番ですね