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大学生の僕が空き家プロジェクトをやる理由

みなさん、こんにちは!
上山空き家プロジェクトを進行しているセイマです。今までの投稿で空き家プロジェクトのことを綴ってきましたが、なぜ大学四年生の私が、卒業間近の大学生がなぜこのプロジェクトをやっているかの説明はしてきませんでした。
そこで今回は私がこのプロジェクトをやる事となった経緯や私の夢、このプロジェクトに対する想いを書いていこうと思います。

プロジェクト始動の経緯

このプロジェクトを始動するきっかけとなったのは「TRAPOL」と言う旅行会社の旅でした。TRAPOLは関西電力の社員さんが社内ベンチャーを立ち上げてできた会社です。その社員さんとは、友達からの紹介で無人島インターンの試作?に同行させて頂いた時に知り合いました。
その無人島から一年以上の月日が流れ、その社員さんからライングループでTRAPOL主催の「岡山の旅」の告知を受けました。その旅は全く知らない社会人の参加者や現地の人(ローカルフレンド)と交流できる貴重な場でした。
社会人の方との人脈はこれからの人生で必要になると感じたので、この旅に参加することを決めました。

そしてこの旅で、今このプロジェクトをご一緒させて頂いている「アリさん」と出会うことができました。アリさんは岡山県美作市上山地域に住む現地住民で数年前に地域おこし協力隊として上山地域に移住してきた人です。
この旅で様々なイベントを選べることができる制度があるのですが、私はアリさんの「クラインガルデン」を選びました。そこで「土の栄養の循環」について教えてもらいました。私は元々環境に興味があったのですが、土のことについては全く知らない状態でした。これを聞いた時に「環境が循環する」様子を頭の中に描くことができました。それと同時にもっとアリさんと話したいという気持ちが出てきました。
そして、その日の夜のご飯でアリさんの横に座りアリさんといっぱい話しました。その時期に「ステラアウラ」というオンラインスクールを受けていて、自分の夢のアクションを考えるという課題を与えられていました。そこで私は「循環型ゲストハウス」を作ることを考えたのですが、それをアリさんに言ってみました。
すると、アリさんは「それ良いね!使ってない空き家があるしやろうよ」と言ってくださり、そこからこのプロジェクトが始まりました。


私の夢

では次に、「私がなぜ循環型ゲストハウス」をやりたいと思ったのかについて話して行きたいと思います。

まず結論から言うと、私の夢は「人・自然・動植物・文化・伝統など全てを循環させ、それらを維持できる社会を作ること」です。
高校2年生の時に今の自分の基礎を作る出来事に出会いました。それが「高校の修学旅行」です。その高校の修学旅行では北海道に行き、然別湖でカヌーをしました。そこで湖岸に聳え立つ木々があり、寒い中で生き抜く力強さを感じる緑色と秋を思い起こさせる紅色の木々でした。
その景色を見た時に「こんな景色を残したい、子供、孫の世代までにもこの景色の素晴らしさを残したい」と感じました。そこから環境保護に興味を持つようになりました。

そこから私は大学四年間の中で、カンボジアのビジネスインターン・ステラアウラ・TRAPOLの岡山の旅・伊豆での鹿の狩猟体験・大分県で2週間農泊体験などを経験しました。その中で自分の強みや弱みなど自分と対話することができ、今までの自分とは180度も変わるくらいに成長をすることができました。
それと同時に、「人間と山の暮らし」・「動物や自然との関わり方」・「紡がれてきた文化、伝統」・「見るもの全員を感動させる動物と植物、自然」・「人々の笑顔、温かみ」などを経験し、そのどれもが全て愛おしく感じました。環境を守りたい、という想いを持った僕でしたが、環境だけでなく人や文化・伝統・自然なども大切にしたいと考えるようになりました。
つまり、「環境だけではなく、それらすべてを守りたい・残していきたい」と自分の夢が変わっていきました。


プロジェクトに対する想い

この空き家プロジェクトでは、私の夢を体現したいと考えています。
ゲストハウスを通じて、上山の地域の伝統や文化という上山の人々が紡いできた想い・自然との関わり方・上山の人々などをゲストハウス宿泊者に経験してほしいと考えています。その経験が宿泊者の心に留まってくれたら嬉しいと考えています。その心に留まるということ自体、伝統が循環していることだと考えています。そして宿泊者が自然や人、伝統を残すことに向けて何かアクションをするきっかけになれれば幸いです。その気持ちが大きな輪となって広がることを夢見ています。

長々と文章を書いてしまいましたが、私について知ることができたでしょうか?
この夢に向かってこれからも行動したいと考えています。
私の夢と同じ人がいれば幸いです。あなたと、どこかでお会いできることを楽しみにしています。
最後までお読み頂きありがとうございます!ご支援、ご声援の程よろしくお願い致します。
(ちなみに写真は私の家の近くの川で撮った写真で、私の原点です。)

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