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ChatGPTでデータ分析 #10 SVM(サポートベクターマシン)

1.キャラクター

彼は、データを正確に分類し、最適な境界線を見つけることを目指しています。数学的な洞察力と冷静な判断力を持ち、複雑な問題にも動じない強さを持っており、高次元空間でのデータ分類に長けており、最適なマージンを見つけることでクラス分けを行います。また、非線形なデータに対しても、カーネルトリックを使って対処することができます。

2.どんな時に活躍する

サポートベクターマシン(SVM)は、簡単に言うと、データを分類するための方法の一つです。

SVMの特徴は以下の通りです:

  1. 線で分ける: SVMは、異なるグループのデータを線(または平面や曲面)で分けます。この線をうまく引くことで、新しいデータがどのグループに属するかを判断できます。

  2. マージンを大きくする: SVMは、グループを分ける線の周りに「マージン」と呼ばれる余白をできるだけ大きく取るようにします。マージンが大きいほど、新しいデータをうまく分類できると考えられています。

  3. 複雑なデータにも対応: データが複雑で線で簡単に分けられない場合、SVMは「カーネルトリック」という技術を使って、データをより高い次元に変換し、そこで分けることができます。

SVMは、例えばメールが「迷惑メール」か「通常のメール」かを分類するときや、医療画像から病気を判定するときなど、さまざまな場面で利用されています。
データの特徴が多くてもうまく機能するため、幅広い分野で活躍しています。

3.データ概要

ロジスティック回帰分析と同じデータを使用します。
ロジスティック回帰分析の結果と比べてみてください。

4.分析

以下、ChatGPTとの対話による分析実行ですが、
You:私のプロンプトコメントです。
He:ChatGPTのコメントを元に要約記述したものですので、是非ご自分で確かめてください。
< >:補足として追加記載したコメントです。

He
サポートベクターマシン(SVM)による分析の手順は以下の通りです。

  1. データの読み込みと前処理:

    • 訓練セット (train_set_combined) とテストセット (test_set_combined) を読み込みます。

    • 必要に応じて、欠損値の処理、カテゴリカル変数のエンコーディング、特徴量のスケーリングなどの前処理を行います。

  2. SVMモデルの訓練:

    • SVMのモデルを設定し、訓練セットを用いてモデルを訓練します。

  3. モデルの評価:

    • テストセットを用いてモデルの予測を行い、評価指標(例: 正解率、適合率、再現率、F1スコアなど)を用いてモデルの性能を評価します。

You
これで訓練と評価をお願いします。

He
SVMモデルの訓練と評価の結果は以下の通りです。

  • 正解率 (Accuracy): 0.895 (約89.5%)

  • クラスごとの評価指標:

    • クラス "no" (販促失敗):

      • 適合率 (Precision): 0.91

      • 再現率 (Recall): 0.98

      • F1スコア (F1-score): 0.94

    • クラス "yes" (販促成功):

      • 適合率 (Precision): 0.58

      • 再現率 (Recall): 0.25

      • F1スコア (F1-score): 0.35

この結果から、モデルは販促失敗のケースを非常によく予測できていますが、販促成功のケースについては改善の余地があることがわかります。
再現率が低いため、実際には成功しているケースの多くを見逃している可能性があります。
この問題に対処するためには、モデルのパラメータを調整するか、データの前処理を見直すことが考えられます。 ​

You
モデルのパラメータの調整を行ったうえで、再度お願いします。

He
パラメータの調整後のSVMモデルの結果は以下の通りです。

  • 最適なパラメータ:

    • C: 1

    • gamma: 'scale'

    • kernel: 'rbf'

  • 交差検証での最高スコア (Accuracy): 約0.899 (約89.9%)

  • テストセットでの評価:

    • 正解率 (Accuracy): 約0.898 (約89.8%)

    • クラスごとの評価指標:

      • クラス "no" (販促失敗):

        • 適合率 (Precision): 0.90

        • 再現率 (Recall): 0.99

        • F1スコア (F1-score): 0.94

      • クラス "yes" (販促成功):

        • 適合率 (Precision): 0.65

        • 再現率 (Recall): 0.20

        • F1スコア (F1-score): 0.30

パラメータの調整により、全体的な正解率がわずかに向上しましたが、クラス "yes" の再現率は依然として低いままです。
この問題に対処するためには、さらなるパラメータ調整やデータの前処理の見直しなどが必要かもしれません。 ​

5.注意点

He
SVM(サポートベクターマシン)を使用する際に注意すべき点は以下の通りです。

  1. データのスケーリング: SVMは特徴量のスケールに敏感です。そのため、データを標準化または正規化することが重要です。

  2. カーネルの選択: SVMにはさまざまなカーネル関数(線形、多項式、RBFなど)があります。適切なカーネルを選択することがモデルの性能に大きく影響します。

  3. パラメータのチューニング: SVMの主要なパラメータは、正則化パラメータCとカーネル関数のパラメータ(例えば、RBFカーネルのγ)です。これらのパラメータを適切にチューニングすることが重要です。

  4. 計算コスト: SVMは計算コストが高い場合があります。特に、データセットが大きい場合や多項式カーネル、RBFカーネルを使用する場合には、計算時間が長くなる可能性があります。

  5. 二値分類: SVMは本来二値分類器です。多クラス分類を行う場合には、一対多(One-vs-All)や一対一(One-vs-One)のアプローチを使用します。

  6. アウトプットの確率: SVMはデフォルトでは確率を出力しません。確率が必要な場合には、確率推定を有効にするか、別の手法を検討する必要があります。

  7. 不均衡データ: データセットが不均衡な場合、特に少数クラスのサンプルが非常に少ない場合、SVMの性能が低下する可能性があります。このような場合には、データの再サンプリングや異なる誤分類コストを設定することを検討する必要があります。

これらの注意点を考慮することで、SVMモデルの性能を最適化し、より良い結果を得ることができます。

6.参考文献

(1)pythonで儲かるAIをつくる
(赤石雅典著、日経BP社)

(2)RとPythonで学ぶ実践的データサイエンス&機械学習
(野村証券研究所 有賀有紀、大橋俊介著、技術評論社)

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