kindle本やブログで読みやすい文章を書く3つのコツ
120~130冊
これは私が昨年1年間で読んだkindle本の数です。
多いか少ないかは置いといて、それなりの数を読んでいると、
いろいろな事に気付きます。
というか気づかされます。
kindle本に関しては、いわゆる商業出版とは違い、素人でも出せる利点があり毎日のように新刊が発売されています。
その弊害として、というと言いすぎかもしれませんが、個人出版は他人のチェックを受けないので、内容的にも洗練されていませんし、いろいろとクオリティの問題も指摘されているのを聞いたことありますか?
表紙、文章の書き方、内容、などなど・・
様々な部分でどうしても「素人さ」が出てしまうのは仕方がないのかなと。しかし、お金をもらう以上、「プロ」としての自覚も持たないとけないなと思うわけです。
ですから作家の端くれとして、少しでも文章の「質」を上げて、読みやすい文章にしていくよう、努力していきたいと思っている今日この頃です。
そこで多くのkindle本を読んで感じた「読みにくさ」から紐解き、どうすれば良くなるのか、読みやすい文章を書けるのか、そのコツを3つ紹介したいと思います。
①文末がずっと同じにならないように注意する
ノウハウ系の本に多く見受けられるのですが、「~です。」「~ます。」という文末になりがちです。
これのどこが良くないのでしょうか?
丁寧な言い方になるとこうなるのは自然の事です。ですから気付かないうちに、ずっと同じような形が続いてしまうんですね、これが。
ゆえに、これが「単調さ」につながり、「堅苦しい文章」にもなりがちです。
緩急がないといいますか。
だから面白くない文章になってきて、しまいには頭にも入ってきません。
結果、読み飛ばしてしまいます。
せっかく頑張って書いた文章が読まれずに飛ばされてしまうのはちょっと悲しいですよね・・・だからいい文章を書いて、隅々まで読まれるようになりたいものですね!
②ただただ解説・説明のみじゃつまらない
まあノウハウ本ですから解説メインでもいいんですけどね?(苦笑)
ただ書けばいい、伝えればいい、というだけでは、なかなか読者に伝わらないし、「この人の他の作品も読みたいな」と思ってもらえないわけです。
ワンランク上を目指すのであれば、より具体的な事例や自身の体験などのストーリーを入れて解説に厚みを持たせてみましょう。
私が実名で出版したkindle本では「メンタル」の問題を扱っているのですが、その本を出版した時のことを少しお話させてください。
メンタルを回復させるメソッドを紹介しているのですが、それだけではなく私が実際に体験をふんだんに盛り込みました。
長年患っていた腰痛が、過去のとあるネガティブ感情を解放した結果、ほとんど起こらなくなってしまったという経験があるんですね。
その経験談まあまあ長々書いたわけなんですが(笑)でもそれが臨場感を持たせてくれたのだと思います。
かなり反響をいただきました。
これはですね、実はマーケティングと同じ手法といえます。
例えば、グルコサミンなどの栄養補助食品の宣伝で、必ずといっていいほど、高齢者の方が「これを飲んでから階段の昇り降りが楽にできるようになりました!」みたいな体験談ってありますよね?
気になっている方は、その食品にどんな優れた栄養素がふんだんに入っていようがあまり興味がなく、それよりも、食品を食べたり飲んだりして出た効果の方が興味があるんですよね。
ですので、何かを説明、解説する際には、ただただその機能や性能、やり方を説明するだけでなく、その結果どうなるのか、自分の体験談を交えて説明するとより興味を持ってもらえるだけでなく、
その価値が高まります。
ぜひ念頭に置いておいてくださいね。
③話を詰め込み過ぎない
時々みかけるのですが、ノウハウをギューギューに詰め込んでいる本。
これはこれで、ありがたいと言えばありがたいです。
けどさすがに読んでいて疲れるし、内容も忘れてしまいます。それともう1つ弊害があるんです。
せっかくの良い内容だったとしても、一つ一つの説明が簡単すぎたり、サラっとし過ぎになったりして、良い内容が活かせていない場合があるんです。
それじゃあ本当にもったいない。
たくさんのメソッドやノウハウがあるのであれば、一つ一つをしっかり書き上げ、中身を厚くしてより価値観を上げるよう工夫してみましょう。
そして当然ボリュームも増してきますので、一つにまとめずに分割して、2冊目、3冊目とシリーズ化しちゃえばいいんですね。
これは印税で儲けるけっこうオイシイ戦略でもあるんです。
続けて読んでもらえやすくなりますし、後からまとめて読んでもらえるチャンスもあります。一つの分野でたくさんのノウハウがある人にはオススメです!
④内容が薄すぎるのは当然NG
ノウハウ本なのに先ほどと逆に内容が「激薄い」のは論外。
自信がなかったらノウハウ本ではなく、ノウハウも交えた「エッセイ」として出した方がむしろいいかもしれませんね。
エッセイなら自由きままに書けますし、そこまで深い内容はなくても問題ないと思います。ただ先に挙げた②の内容は考慮して書いた方がいいとは思いますけどね。
書き方によってはこっちの方が面白いかもしれないな、と思ったりしてます。
いかがでしたでしょうか?
少しは参考になれば幸いです。
kindle本を出してみたいけど、よくわからない!という方にはこちらも良かったら読んでみてくださいね。
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