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3年間ギャン泣き登園した息子の行く末について

今日は、珍しく子どもさんにご縁がある日でした。

朝、訪問リハビリで利用者宅に向かう際に保育園のそばを通りかかると

ウギャー、イカンー!!!イカンノニィー

と大声で叫ぶ2〜3才児を抱っこしながら、
たくさんの荷物を持つお母さんが口をへの字に結び進んで行く様を目撃しました。

おこさんもお母さんも真剣勝負ですね…。
突然、その親子に声をかけても驚かれるでしょうし
今のわたしにはどうするこもできないから通り抜けてしまったけど
痛いほどお母さんの気持ちが伝わります。



うちの息子は、6年間、保育園に通ったうちの3年間は、
毎朝、鬼のように泣いて登園するという地獄絵図のような日々を過ごしました。

もちろん、私も保育園の先生もそういうことを回避したいと
様々な工夫を試みましたし、
理由を聞いたり、
未来に希望が持てる約束をしてみたりもしました。

朝早めに出て、保育園で一緒に準備をしたり、
しばらく遊んだり、
息子のお気に入りの先生に引きつぐようにしてみたり思いつくことを全部しましたが

そんな工夫のかいは一切なく、

私の足や首にくっついて離れないような抱きつき方をして、
まさに全身全霊で、汗をかきながら泣いてそのままお持ち帰りしてもらおうとしていました。

先生からは

「多くの子どもさんは1ヶ月くらいでそういうのはなくなりますよ!」

と言われていたけど、結局3年間は泣き続けてくれました。

長丁場ですね。ただ、救われていたのは
私が去って2〜3分したらお友達と楽しそうに遊び始めているという情報でした。

結局、泣かなくなったのは4年目からです。
「登園して、準備ができたらすぐに外の遊具で遊んでいい」というルールが適用されるようになったからです。

私にいつまでもくっついていると遊べないですよね。

いってらっしゃいというより先に「はーい、さよなら〜」とサラサラ〜とあっけなく離れていくようになりました。

要は、母よりもっと惹きつけられることがあればいい
ということでしょうか。

3年間で子どもなりに言葉でうまく表現できない心のうねりがあったというのもあると思います。

あれほど胸が締め付けられ、仕事を続けるのがいいのかな?一緒に居てあげる方がいいんじゃないかな?と何度も考えて、先生にも相談していたけど
今となっては結果的に、まぁあれでよかったかな?ということしか思えません。

今、息子は中学生ですが、折に触れて、あのときのことを聞いてみても

理由は、覚えてないし、泣いていたことさえ覚えていないし
ついでに恨まれてもおりません(笑)。

あのときは何だったのでしょうか。
いまでも謎ですが、

うちの息子のことでいえば、
感情表現が豊かだったり、
思いを素直に表出できたりというところが、
彼が弾くバイオリンに反映されています。

あのとき、そういう感情を爆発させていたのは、本人が本能的にもっているチカラを伸び伸び出して、成長させていたのかもしれません。

今、大変だなぁと思うお子さんも
将来のなにかポジティブなことに繋がるかもしれません。
ファイト!

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