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多様性の高いチーム作り

Google検索すると上記のグラフはあちこちに出ている有名なグラフなようですが、私は慶應SDMで初めて知って感動したので投稿します。

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金銭的な価値を発揮しようとする時、同質なチームはローリスクローリターン、多様なチームはハイリスクハイリターン、平均を取れば同質的なチームがハイリターンということを示すグラフです。

多様性のあるチームでのプロジェクト推進法のスキルを持って、ローリスクハイリターンを狙いに行きましょう、というのがSDMの教えと理解しました。

私的な考察

ダイバーシティが重要だとよく言われますが、大学の学食で一緒に食事しているのは男女別になっていることが多い印象です。昔の企業勤め時代の経験でも、同じ部署であれば課長と社員が一緒にランチに行くことはありますが、他部署の部長と一緒にランチに行くことはめったにありませんでした。

気が楽なのは同質なグループなのだと思います。役員や国会議員での女性比率の問題が取りざたされますが、今まで男性社会だったところに女性が入っていくのは、当事者としてはたいへんなのだと思います。また、新たなコミュニケーションスキルを持たずに平均値を取って実績比較すれば、だから同質な人で仲良くやろうよ、という結論になってしまいそうです。

でも、このグラフの意味を全員が共有し、協業のスキルを身に付ければ、違うタイプの人が集まっているのだから大変だけどお互い学び合って大きな成果を出しましょうね、言えると思います。

個人的な経験では、ピアノ教育業界に入ってきたときに、モーツァルトやベートーヴェンは知っていても、リストやドビュッシーは知りませんでしたし、音楽大学という存在そのものを知りませんでした。そんな中で自分の世界観で素直に言葉を発するとぽかんとされるか、年上の人からは叱られました。まずは、その業界の人がどんな知識・体験・常識感を持っているのかを認識し、それを学んでいけば、自然と共感度も上がってくると思っています。

短時間でチームを組むときのプロジェクトの進め方は、これからSDMで一つひとつ学んでいきたいと思います。

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