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図書館と私

seiko

先日の新聞で、「図書館と私」について書かれた投稿文を読みました。

読書の喜び 伝えてくれた生徒
シャンデリアの下 鉛筆動かす
どんな時でも迎えてくれる場所
本のカバー掛け 裏方で技磨く
行くたび出会う 様々な「顔」

2022年12月3日(土)朝日新聞 朝刊 オピニオン&フォーラム

など。
ここではタイトルのみの紹介ですが、それぞれの人がさまざまなカタチで図書館と関わり合っていて、面白いなぁと思いました。

時代によって図書館の利用方法も違えば、場所によって、環境によって、人によって、まさに一人一人が全く異なる利用方法で面白いです。

行くたび出会う 様々な「顔」というタイトルで17歳の岩渕さんが書かれた文章の内容は、私が思っていることと同じだ!と嬉しくなりました。

小学生高学年のころ、「子ども用の棚にはもう面白い本はない」と感じるようになり、利用頻度は減っていきました。
先日、数ヶ月ぶりに訪れた時、私はふと見た棚に気になる本がたくさんあることに気がつき、驚きました。
棚を丸ごと入れ替えたかのように感じましたが、自分自身の興味が変化し、本棚を見るときの視点や図書館に求めるものが変わったのだと思います。

2022年12月3日(土)朝日新聞 朝刊 オピニオン&フォーラム 高校生 岩渕さん

子どもの頃に読んだ本の内容が心の中にほんわかと残っている場合はあっても、なかなか内容の詳細までは覚えていないことが多いです。

だけど「なんとなく良かった」と思いながらまた読み始めると、「こんな内容だったんだ!」と驚きながら読んでいる自分がいます。

全く異なる印象となって、その本のイメージは上書きされます。

前回読んだときの自分と今読んでいるときの自分。
その間にたくさんの経験をしたことで心が成長し、視野が広がったということもあるだろうし、今どんな状況や環境で読んでいるか、今どんな気分で読んでいるかによっても本の内容の受け取り方が変わってきますね。

音楽や映画も一緒ですね。
自分に近い年齢や環境の登場人物に、感情移入しやすいと思います。

例えば10代の若者になりきっていた自分は、それから何十年も経った後に見たり読んだりした場合、今度はその親の立場で物語を体験することになります。

こういう時空を超えた体験が、自分という人生を生きてるなぁと感じられる時だと思います。そこが読書のとても面白いところだと私は思います。

上記の岩渕さんは、記事の最後にこう締めくくっていました。

時代が変わり、自分の興味が変わっても、また新しい顔で出迎えてくれる。そんな素敵な場所をいつでも利用できることはとても幸せであり、これからも守っていくべきだと私は思います。

そんなあなたが素敵だと思いました。
こういう若い人から求められるような図書館がずっと存在してほしいと思います。

本は心のともだち

どこかでよく聞くことばですが、本当にその通りだと思います。
一生、自分と共にいてくれる。どんな時もどんな自分でも、助けてくれるともだちです。

ガネーシャ様も「図書館に行け」と言っていますね。

「仕事、お金、人間関係、幸せ……人間の悩みなんちゅうのはいつの時代も同じや。そんで本ちゅうのは、これまで地球で生きてきた何億、何十億ちゅう数の人間の悩みを解決するためにずっと昔から作られてきてんねんで。その『本』でも解決でけへん悩みちゅうのは何なん? 自分の悩みは地球初の、新種の悩みなん? 自分は悩みのガラパゴス諸島なん?」

夢をかなえるゾウ2 水野敬也著 文響社

そしてこんなに助かる本がKindle Unlimitedで読めてしまうなんて、現代そして日本は本当に平和で恵まれています。

私は今、このようにKindleで読み放題やら、あちこちの図書館の電子図書サービスを利用していつでもどこでも本を借り、読める環境にいます。

万が一近くに図書館がなくても、もしかしたら生きていけるかも。

とはいえ、やはり図書館に行きたい。
図書館に行けば、ぶらぶらと棚の間を歩きながら、
「どんな出会いがあるかな?」
「どんな本を、今の私は見つけ出すのかな?」とワクワクします。

そんな体験はタブレットの画面上ではなかなかできません。

車で20分以内に素敵な図書館が5つもある、恵まれたこの土地に住んでいながら、さらに上記のような電子サービスも利用中。

そんな私は、万が一引っ越さねばいけなくなった時、絶対に図書館の近くに住みたいと常々思っています。(引っ越す予定など全くないのだけど)

あの町この町、どんな町にもある図書館。そしてそこで「本でよりよい環境を作ろう」と働く人々。

最近は、ぬいぐるみのお泊まりなどのイベントも珍しくなくなってきましたね。トークショーや勉強会など、たくさんの工夫とアイデアで、実際にカタチにしていける場所。

私というひとりの人間がここまで図書館のありがたさを感じているのだから、新聞に掲載された記事を書いた人々の何倍、何十倍、何百倍もの人々が図書館を必要としているはず。

これからも、どんな人もどんな時代も受け入れる、変わらない図書館であってほしいし、どんどん新しい概念を発信できる、変わっていく図書館であってほしい。

「図書館と私」。想いを巡らせるのに、楽しいトピックだったなあ。

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